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私の数メートル先に2人がいた。
なんで霜月さんがいるんだろう。
近所なのかな。
2人は楽しそうに話をしていた。
でも、
(孝支君の笑顔、作り笑顔だ)
いつも見ている孝支君の笑顔とはちょっと違った。
(...遠回りして行こう)
私は2人と正反対の方向に向かった。
この状況で2人に会うより、遠回りして学校に行った方がマシだ。
*
遠回りをしたので、いつもと違う道を通った。
(あ、公園だ)
行く途中、1つの公園があった。
少し小さい。
このままサボってしまいたいな、とか思ってしまった。
何思ってるんだろう。私、今年受験生なのに。
私は立ち止まって公園を見ていた。
小学生の頃を思い出す。孝支君とよく遊んでたっけ。
?「ねぇ君、何してるの?」
「!?」
その時。後ろから声がした。
後ろには男性2人がいた。
し、身長...高い!
?「及川、早くするぞ。遅刻する」
?「えぇ!?ま、待ってよ!あ、君も遅刻しないようにね!」
そう言い、2人は去って行った。
*
及「ねぇさっきの子、烏野の制服だよね」
岩「あぁそうだな」
及「どうしたんだろう。あんな場所で」
岩「さぁな」
及「まぁ...もう会うことはないだろうけど」
*
さっきの人に言われた通り、遅刻しそうだ。
急がなきゃ。
・
・
・
私が学校に着いたのはチャイムの鳴る数分前だった。
澤「あ、おはよ。どうした?今日遅かったな」
(コクッ)
澤「それにスガと一緒に来てなかった...よな」
(コクッ)
大地君は何か察したようだ。
その時。チャイムが鳴った。急いで席に着いた。
私は隣にいる孝支君を見た。
「!」
孝支君は、怒っている様子であった。
霜月さんと...何かあったのかな。
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作者名:ノン | 作成日時:2019年3月17日 18時