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そしてAのお母さんは満足気に部屋を出て行った。
カッコつけすぎた...
菅「大丈夫だから」
「...」
“大丈夫”と言ったけど、やはり不安はあるようだった。
菅「あ、なんなら今日一緒に寝る？寝ちゃう？」
と、冗談半分で言った。
「！？」
菅「...あ、あれ？」
Aの顔を見てみると、とても真っ赤になっていた。
そうだよね。別に付き合ってないし、ただ“幼馴染”というだけだ。
でもさ、
その反応、期待しても良いのかな。
【寝ません！！】
菅「あはは！冗談だって！」
【孝支君が言うから本気で聞こえる！】
実は本気だ、なんて言ったら怒るよな。絶対。
菅「ごめんごめん！1人で寝れる？大丈夫？」
【もう高校生ですよ！】
菅「あはは！わかってるよ！....じゃあおやすみ。また明日な」
【うん！】
Aの笑顔も見れたし、ちょっとは不安がなくなったかな。
そうだといいな。
＊
次の日。
部活も朝練もないので、いつもより少し遅く起きた。
昨日の孝支君の言ったことがまだ頭の中でぐるぐるとリピートされてる。
はぁ...準備しよう。
昨日のことは気にしないことにした。
今日、部活がなくて本当に良かった。
でも合宿は2泊3日....
他の学校のマネージャーさんと仲良く出来るかなぁ...
あぁ不安だ。不安。
「！」
ってもうこんな時間！？
私は急いで制服に着替え、朝食を食べて玄関へと向かった。
母「A、」
「？」
行く前、お母さんが私の名前を呼んだ。
母「学校、楽しい？」
「！」
何故そういうことを聞くのだろうか。
私はコクッと頭を振った。
母「そっか。いってらっしゃい、A」
...いってきます。
＊
外へ出ると、孝支君と...
え？
どうして。
どうしているの。
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霜月さん。
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作者名：ノン
| 作成日時：2019年3月17日 18時
