１５【事件】 ページ16
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次の日。
ガチャっとドアを開ける。
まだ時間は早い。お母さんはまだ寝ている。
今日のお昼は購買で買おう。
＊
学校に行くまでの足取りが重たい。
1歩、1歩、と___________。
霜月さんは何を考えているのだろうか。
想像がつかない。
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あーだこーだ悩んでいるうちに、バレー部の部室前に立っていた。
制服のポケットに携帯が入ってる。
録音のボタンも押した。
そして私は、ドアを開けた__________。
＊
部室。
霜「あぁやっと来ましたねぇ。遅いですよぉ先輩」
「！？」
な、にこれ....
部室の中は荒れていた。
ビブスやタオルははさみらしきもので切り刻んであり、スポドリの粉はぶちまけていた。
霜「やっぱり驚くんですねぇ...あれ？まだ喉治ってないんですかぁ？」
ここは嘘をついた方がいいよね。
コクッと頭を縦に振った。
霜「ふーん。まぁいいですけど。この部室荒らしたのは私なんで。ちなみにここには私達しかいない」
「.....」
霜「“え？どうして？”という顔しますねぇ....どうしてかというと____________お前が邪魔なんだよ」
「！」
霜「私ぃ実は菅原先輩のことが好きなんです。そのためにマネージャーになったのに....お前がいるせいで！！全然話せないし、いっつも2人でいて....うざいんだよ、お前」
「....」
霜「ということで、嫌われてください」
「！？」
その時。霜月さんはポケットからカッターを出した。
“危ない！！”と止めようとしたが、間に合わなかった。
グサッと“左腕”に刺さった。
そして、
霜「きゃあああああああ！！！」
と大声で霜月さんは叫んだ。
*カッターは“私の右側”に落ちた。*
*ちなみに私は“左利き”だ。*
ここまで私は予想してなかった。
これっていわゆる....カッターキャーってやつですか。
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作者名：ノン
| 作成日時：2019年3月17日 18時
