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菅「ど、どうしたの?霜月」
霜「実は...お話したいことがあって...」
菅「?うん」
霜「屋上で話したいんですけど...」
菅「わかった」
霜月からそう言い、俺は彼女について行った。
この時も凄く嫌な予感がした。
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教室。
澤「Aはさ、」
「?」
澤「霜月のことどう思う?」
スガがいなくなった後、俺はAと雑談をした。
Aはササッとスケッチブックに文字を書く。
【とても良い子だと思うよ】
Aは声が出ないらしい。
俺、いやスガ以外は何故声が出ないのかは知らない。
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清「今日から私と一緒にマネージャーをする平川Aちゃんです」
俺達が3年生になってすぐ、清水が新しいマネージャーを連れてきた。
【3年の平川Aです。よろしくお願いします】
と、彼女はスケッチブックを俺達に見せた。
澤(そういえば、同じクラスだったな)
クラス替えをして初日は、Aは休んでいて今日がある意味初対面だった。
田「あのーどうしてスケッチブックを...?」
菅「あー...実はA...声が出ないんだ」
旭「え?」
菅「俺とAは幼馴染で....ってなんで教えてくれなかったの!?マネージャーになるの!」
【びっくりさせようと思って!】
菅「うん。十分びっくりしたよ俺」
スガと一緒にいるAはとても生き生きしていて、声が出ないこと以外は至って普通の女子高生。
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【大丈夫?】
澤「あ、あぁスマン。そっか..“良い子”か..」
【でも孝支君からは“気をつけろ”って言われた】
澤「あぁ...霜月がAを睨んでいたからな...」
【それってやっぱり本当?】
澤「あぁ」
*
屋上。
菅「それで話ってなんだ?」
霜「実は...私ぃ、菅原先輩のことが好きなんです..!」
菅「....え」
屋上には、誰もいなかった。
俺と霜月の2人。
____________霜月は俺のことを...
汗が頬を伝った。
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作者名:ノン | 作成日時:2019年3月17日 18時