１０ ページ11
.
縁「こら、邪魔しない！」
「「すみません...」」
縁下のおかげで、田中と西谷は遠くへ行った。
_________ナイス、縁下。
霜「もしかしてぇ....A先輩ですかぁ？」
と小声で言ってきた。
菅「え、うん。そうだけど...やっぱりわかっちゃう？」
霜「はい！」
うぅ...やっぱりそうか。顔に出やすいのかな。
霜「そういえば...どうして、2人はいつも一緒にいるんですか？」
菅「えっと...俺とAは幼馴染で、家が隣同士だから...」
霜「そうなんですね！」
菅「うん...」
霜月の動作や喋りが演技っぽく感じるのは俺だけかな。
すっげぇ怪しい。
それに....
霜「お似合いですね....」
霜月はそう言って、みんなと一緒にいるAを見ていた。
笑ってはいるけど、目が笑っていない。
___________何か企んでいるのか。
結局、朝練の時....Aと会話することはなかった。
________________
昼休み。
菅「はぁ....」
澤「どうした？スガ」
菅「なんか...すっげぇ疲れた...」
【大丈夫？】
菅「うーん...」
俺は自分の席でぐったりとしていた。
何故、俺がこんなに疲れているのか。
それは、霜月に朝練が終わった後、“連絡先を交換しよう”と言われたからだ。
え？そのぐらい？と思った方は...舐めてる。
彼女を舐めてる。
俺は、1回断ったんだ。そう、断ったんだ！
菅『ごめん。連絡先は...』
霜『えぇ！？いいじゃないですか！連絡先ぐらい！』
菅『でも、俺は....』
しつこく“交換しよう！”と言われた....
全然諦めが付かなかったので、結局交換してしまった....
菅「はぁ...」
澤「溜め息、今日で何回目だ？」
菅「何回目だろー...」
数え切れないほど溜め息をついた気がする。
と、その時。
霜「菅原せんぱぁい！」
廊下から俺を呼ぶ霜月の声が...
俺はもう1度溜め息をついた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 723人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ノン
| 作成日時：2019年3月17日 18時
