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「みんな、急いで出発するよ！」
「え？」
翌日。
優一さんと京介の歴史を元に戻す日だ。
アーティファクトを設置した直後、フェイがそう言った。
「サッカー部のみんなを待つんじゃないの？」
現在、TMキャラバン前に集合しているメンバーは、
私に天馬、神童センパイに信助。
そしてフェイとワンダバに、優一さん。
残りのサッカー部のメンバーはまだ来ていない。
「今行かないと、歴史が元に戻しにくくなってしまうんだ。」
「そんな…。」
「…行こう。」
優一さんの言葉に私達は頷き、TMキャラバンに乗り込んだ。
みんなにはメールで事情を伝えることに。
・
そして六年前へ。
辿り着いた公園では、小さい頃の京介と優一さんがサッカーをしていた。
「今の所、何も起こってないけど…。」
「そうだね…。」
そう話している時だった。
突然、周りの時間が停止した。
ちょうど、京介の蹴ったボールが木に引っ掛かるところだった。
「来た！」
アルファが歴史の改変をするために現れたんだ。
やっぱり来たか…。
「やめろ！」
優一さんは飛び出した。
それに続いて、私達も飛び出す。
「コイツが、戦う相手なのか？」
「はい。プロトコルオメガのアルファです。」
「我々の障害となるべき者は排除する。
剣城京介のインタラプト修正及び、お前達の消去。そして夜月Aの捕獲。」
アルファはそう言うと、謎のサッカーボールを私達に向かって蹴り出した。
サッカーボールからは光が放たれ、私達を包み込む。
あまりの眩しさに目を瞑る。
そして光が収まってきて、
目を開けると、私達は雷門のサッカー棟のグラウンドにいた。
ワープしたのか…。
「お前達のサッカーが葬られる場所だ。」
「本当にサッカーで決着をつけるのか…。」
「みんな、戦うよ。歴史を元に戻すために。」
パチンとフェイが指を鳴らすと、
雷門のユニフォームに着替えたデュプリ達が現れた。
……六人？
あ、そうか。信助と神童センパイと私でいつもと人数が…って。
「…六人？」
「…ごめんね。」
フェイの方を向くと、フェイは両手を合わせて私に謝った。
そんな可愛い仕草されたら…はい、としか答えられない。
……そんなことはないのだ。
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夏月 - この小説、面白すぎて一気に読んじゃいました！寝不足で頭痛がヤバいですけど…((((お守りをくれた人って…お兄さんですかね？伏線貼りとかが凄くてめっっっっっっちゃ面白いです！最後まで読みます！！サッカー最高だぜ！← (2019年8月6日 23時) (
レス) id: fa1636623a (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - 音無春奈さん» コメありがとうございます！大好きだなんて光栄です！すごく嬉しいですし、励みになります！更新頑張りますね！ (2016年3月12日 10時) (レス) id: 15bd33d3b3 (このIDを非表示/違反報告)
音無春奈(プロフ) - 「ー月光の巫女ー」シリーズ大好きです（≧∇≦）最近読み始めたばかりですが、気付いたら夢中になっていました！これからも楽しみにしています(o^^o)あと…もちろん応援しています(*^^*)これからも頑張ってください！ (2016年3月12日 9時) (レス) id: 29bd618043 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - 涼風れいさん» 話的にもーちょいかかりそうだけどねー。えー？そっちかーい(笑) (2015年3月2日 20時) (レス) id: 4395e408d4 (このIDを非表示/違反報告)
涼風れい(プロフ) - ついに来たー!!時空最強イレブン探し!!でも一番気になるのは…夜月ちゃんの着る服!!どんな服着るのかなぁ？楽しみにしてるよ♪続編頑張ってね♪ (2015年3月2日 18時) (レス) id: 532da60a2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼乃 | 作成日時：2015年1月10日 21時
