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そう、"カギ"。
私の疑問を、彼女はオウム返しで言った。
一方の私は、未だ意味がわからない。
「いきなりこんなこと言ってもわからないですよね。すみません。」
「う、うん…。」
確かにわかんないことだし、サッカーが無くなるなんて信じたくない。
やっと大事なサッカーを取り戻したばっかりなんだし。
「ですが、貴女の力が必要なんです。」
けど、やっぱり彼女の言うことが嘘には聞こえなくて。
「私が、必要なの？」
「はい。私もサッカーが大好きなんです。だから…。」
「…。」
サッカーが無くなる。
もし、このことが本当なら…。
「…わかった。私でよければ、協力させて。」
「ありがとうございます！」
パアァァッと花が咲くような可愛い笑顔。
やっぱり、嘘を言ってるようには思えない。
スウゥ…
「！」
突然私の体が淡い光に包まれた。
「え、え!?何コレ!?」
「あ、時間ですね…。現実世界の誰かが、貴女を呼んでるんですよ。」
「…そっか。」
「では、最後に…。」
「？」
彼女は私の胸にそっと手を宛てた。
「え、何…？」
「約束。どうか守ってください。私とキミの大好きなサッカー。
そして、――――――――――。」
「…？」
彼女が言葉を言い終える前に、私を包んでいた光が強くなった。
彼女が最後、何を言っていたのか、私は知らない。
そういえば、名前聞くの忘れたな…。
なんて言うんだろう…？
そして、彼女が言っていたことは本当なのかな？
嘘を言ってるようには聞こえなかったのは本当。
けど、やっぱりサッカーが無くなるなんて、信じたくなくて。
それに、私がサッカーを救う"カギ"っていうのも、気になる…。
私は自分の胸に手を宛てた。
彼女は私に、何をしたんだろう…。
何かが、伝わってくるような、そんな感じがしたんだ。
・
？「夜月A…。ちょっと辛くて、苦しい戦いになるかもしれません……。
ですが、私は信じてます。貴女が守ってくれる、助けてくれるって。
私と貴女の大好きなサッカー、そして…、私の大好きな仲間たちを…。」
彼女は静かにそう呟き、光となって消えていった…。
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夏月 - この小説、面白すぎて一気に読んじゃいました！寝不足で頭痛がヤバいですけど…((((お守りをくれた人って…お兄さんですかね？伏線貼りとかが凄くてめっっっっっっちゃ面白いです！最後まで読みます！！サッカー最高だぜ！← (2019年8月6日 23時) (
レス) id: fa1636623a (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - 音無春奈さん» コメありがとうございます！大好きだなんて光栄です！すごく嬉しいですし、励みになります！更新頑張りますね！ (2016年3月12日 10時) (レス) id: 15bd33d3b3 (このIDを非表示/違反報告)
音無春奈(プロフ) - 「ー月光の巫女ー」シリーズ大好きです（≧∇≦）最近読み始めたばかりですが、気付いたら夢中になっていました！これからも楽しみにしています(o^^o)あと…もちろん応援しています(*^^*)これからも頑張ってください！ (2016年3月12日 9時) (レス) id: 29bd618043 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - 涼風れいさん» 話的にもーちょいかかりそうだけどねー。えー？そっちかーい(笑) (2015年3月2日 20時) (レス) id: 4395e408d4 (このIDを非表示/違反報告)
涼風れい(プロフ) - ついに来たー!!時空最強イレブン探し!!でも一番気になるのは…夜月ちゃんの着る服!!どんな服着るのかなぁ？楽しみにしてるよ♪続編頑張ってね♪ (2015年3月2日 18時) (レス) id: 532da60a2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼乃 | 作成日時：2015年1月10日 21時
