【暗殺教室】桃花の双子の妹はカルマに恋をしたらしい (ページ4)

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放課後のある出来事ページ4

―放課後―

貴方視点

あっ、そうだ。先生に停学明けの子について聞くんだった。

駆け足で職員室に向かいノックをして先生を呼ぶ。

『先生！』

雪村「何ですか？」

『もうちょっとしたら停学明けの生徒が来るみたいなのですが、どんな人なのですか？』

雪村「その生徒は確か……2年生の時に素行不良でうちのクラスの生徒がいじめにあっているところを助けるために暴力沙汰を起こしたみたい」

『そうなんですか。ありがとうございます。失礼しました。』

ドアをゆっくりと閉める。

聞いた限りではすごい怖い人だったなー。

『そんな怖そうな人と一年間一緒のクラスは心配だよ。』

下駄箱で靴を履いて一人呟く。

スマホを見たら今はちょうど4時半だった。

『あーーーー！』

ヤバい、間に合うかな。

この後、陽菜乃ちゃんとカフェで待ち合わせだった。そのカフェの場所は教えてもらったし、家からはわりと近い。

『急がないと！』

家に帰り私服に着替えてバックを持ってカフェまで直行した。

カフェについて慌ててスマホをみる｡

『あー。良かった！間に合った！』

？「いらっしゃいませ！」

えっ、どっかで聞いたことのある声だと思ったら……。

『い、磯貝君！？なんでここに』

磯貝「ここでバイトしてるんだ。
実は、家が貧乏で。少しでも家計の足しになればなと思ってね｡」

すごっ！でも、中学生ってバイトしちゃいけないはず。

『中学生ってバイト禁止じゃ………』

磯貝「うん。でも、父は他界しているし、母子家庭だから、経済的にも厳しい状態なんだ。おまけに兄弟もたくさんいるから。ここの店長にも許可を取ってるよ。」

『そんな事情があったなんて……
知らなかったよ。』

磯貝「まぁ、学校にばれたら即効退学だし」

『だよねー！バイト頑張ってね！』

磯貝「あぁ、ありがとな！」

事情があってバイトしてるんなら仕方ないか。

『陽菜乃ちゃん。お待たせ。』

陽菜乃「Aちゃん！ううん。今来たとこ。」

そして、二人で雑談をしていた。