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夕食の片付けも終わり、あとは入浴のみ。
『まだ開けちゃダメだよ。』
「おん。」
『目、閉じてる?』
「閉じとるって。」
『…薄目で胸見てるのバレバレだからね。』
「は!?何でバレてんねん!!」
『はぁ?ありえない、嘘で言ったのに本当だなんて。』
「嘘!?俺を陥れた___
って!!上がるのはあかん!!もう見ん!お願いやー!!!」
と、入浴に関して。
同棲をしている時からAと侑のお約束がある。
それは、
【お互い休みの日は絶対に一緒に入ること。】
という約束を侑が決めた。
その条件を呑む代わりに、Aは
【 自分が湯船に浸かっている時だけ目を開けて良し、それ以外は閉じる。
守れなかった場合、即終了。】
という約束を侑に突きつけた。
もちろん、侑はすぐには納得できなかったが、一緒に入りたい欲が勝ち、結婚してからそのルールを守っていたり、守れていなかったり。
今日のような事が何度起きたか。
片手では数え切れないぐらいになっていた。
『ほんと、バカなんだから。』
「いや、でも!Aちゃんがかわええから!!」
『その言い訳もう飽きた。』
「ごめんって!!」
侑は後ろからギュッとAを抱きしめた。
乳白色の入浴剤ですべすべする肌だが、お互いを密着させる。
「今日みたいな休日好きやなぁ。」
『分かる、のんびりだらだら過ごす休日でしょ?』
「そーそ。外で買い物するのも好きやけど、こういう休日も好きやで。」
『そうだね。』
「次もまったりしよーや。」
『うん!私、次は来月の終わりか再来月、休みだった気がする。』
「は?今月始まったばかりやで?えらい先やなぁ。」
『ごめんねー。
半日休みならあるんだけどね。』
「ちょー売れっ子やからしゃーないか。」
『理解してくれる良き旦那様でよかった。』
当たり前やろ。と言いつつ、その良き理解者である旦那様にご褒美は?と言い出した。
『…せっかく良き旦那様が一瞬でパー。』
「なんやねん、その言い方!」
『絶対、侑アホ。』
「アホやないわ!!」
『どーせ、ご褒美とか言ってキスしてとかいうんでしょ。』
「いいや、胸もま___」
『さー上がろ。』
「ちょ、Aちゃん!???」
『変態な旦那様、さっさと目を瞑って。』
「いやややー!!お願いやからー!大きなおっ__」
『マジ無理、ド変態。』
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お と め。(プロフ) - ぅゅ??さん» 気にいただけたようで本当よかったです!私も書いてて楽しかったです💕 素敵なリクエストありがとうございました! (2022年9月26日 21時) (レス) id: bb9c0f9b31 (このIDを非表示/違反報告)
お と め。(プロフ) - りんごさん» そう言っていただけるととても嬉しいです!!書いた甲斐がありました!!りんごさん!リクエスト今書いている最中なので、もう少し待っていただけると嬉しいです🥺 (2022年9月26日 21時) (レス) id: bb9c0f9b31 (このIDを非表示/違反報告)
お と め。(プロフ) - りんごみずさん» お返事遅くなってすみません💦 そう言ってもらえてよかったです!リクエストありがとうございました! (2022年9月26日 21時) (レス) id: bb9c0f9b31 (このIDを非表示/違反報告)
ぅゅ??(プロフ) - めちゃくちゃいいお話😍 (2022年9月26日 7時) (レス) id: c89b33c6d3 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 休日の話読まさせてもらいました!!ほんとに最高です!!次回も楽しみにしてます! (2022年9月24日 20時) (レス) @page20 id: 28c5113cae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お と め。 | 作成日時:2022年2月26日 17時