Kz短編集

王様ゲーム#1 ページ2

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「王様ゲームやってるからアーヤもこいよ！」

朝の十時半電話にでた瞬間こう言われた

「は！？突然なに？」

わたしは戸惑いつつもそう言った

が、

「まあ、こいよー」

ガチャン

若武は私の質問に答えず、電話を切った

なんなのよ、

多少イラついたけどこいと言われると行かないとと思ってしまう

これだから私は、、、

私は一人でそっとため息をついた。

ーーーーーーーーーーーー

「あ、あーや！」

私が若武の家のリビングにはいった瞬間みんながピタリと手を止めた

「あーや、来てくれたんだ！若武命令ちゃんと聞いたんだぁ」
　
翼がにやにやしながら若武をつついた

命令、、、

「もう私帰る」

王様ゲームの命令で呼ばれるとか最悪だし。

私は若武の家の玄関の扉に手をかけた

「ちょ、アーヤ待って」

私の手を上杉くんが掴んだ

そしてクスッと笑ってから言った

「みんなお前のこと呼びたかったけど勇気がでなかったんだろうな。

それで、王様ゲームで命令としてお前を若武がよんだんだ。

お前がくるのみんな楽しみにしてたんだ。

かえるなよ」

、、、帰るなって言われたら帰れないじゃん。


私は一人でクスッと笑って玄関の扉から手を離した

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