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「A大丈夫！？」
ひーくんが心配して近寄ってきた。いや私は君の方が心配なんだけど。膝から血出てるやん。
「私は大丈夫だよ。それよりひーくんこそ怪我してるじゃん。手当するよ。」
「え、でも」
「良いから。ほら、座って。」
ひーくんは少し渋っていたが、私の真剣な目に参ったのか、ゆっくりと頷いた。
私はひーくんをベンチに座らせ、ハンカチを水で濡らし彼の傷口に巻く。
途中、ひーくんがハンカチに血が･･･と呟いた。
「気にしなくて良いよ。洗えば落ちるし。ひーくんの体の方が大切。」
「･･･うん。ありがと。」
少し間を開けたあと、彼は小さな声で言った。可愛い。もっと頼ってくれても良いんですよ？
「よし、出来た。あとは家に帰ったらおばさん達に診てもらお。」
「うん。」
ひーくんは申し訳なさそうにしている。全然気にしなくてもいいのに。あ、そだ何か忘れてると思ったらサッカーボール。
私はゴミ箱の中に手を突っ込んだ。後ろからひーくんのえっ、という声が聞こえる。
「あった！」
私はゴミ箱からサッカーボールを取り出す。多少汚れていたが、目立った傷は無い。良かった。
「ひーくん、はいこれ。」
「･･･ありがとう。何かおれ、ずっとAに助けられてばっかだね。さっきも、オおれがちっさい頃も。･･･おれが、弱いから･･･。」
ひーくんは悲しそうな顔をしている。
「何言ってんの！ひーくんは強いよ！それに、とっても優しい子じゃん。」
そう言って私はサッカーボールを手渡す。
「このサッカーボールも。ずーっと大切に使ってくれてたんでしょ？それってひーくんが強い証拠だよ！」
私の言葉を聞き、ひーくんは目を見開いた。そして、くしゃりと笑う。･･･え、可愛い。
「あははっ！何その理屈！」
「えっ、おかしいかな？」
ひーくんは笑いながら、うん。と答えた。えぇ、まじかぁ。恥ずかし。私は顔を赤くする。
「･･･でも、ありがとう。A。」
ひーくんは爽やかな笑顔で笑った。すっげーイケメンだなぁ。眼福。
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の〜さん（旧もこ）(プロフ) - 私ブルロのキャラ全員推しなのと愛され大好物なので嬉しいです！出来たら全員に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (11月19日 8時) (
レス) @page8 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
アムス - 美醜逆転に最近ハマったきっかけがこの作品なんです!!投稿楽しみに待っています_(:3」∠)_ (7月9日 20時) (レス) id: 9e21e9a7d9 (このIDを非表示/違反報告)
シェラ(プロフ) - ぴみさん» ありがとうございます！凛ちゃんの可愛さは万国共通だと思いますまじで。(黙れ)これからも頑張ります！！ (2023年3月24日 15時) (レス) id: c2cb4d5a5b (このIDを非表示/違反報告)
ぴみ - めっちゃ好きです！凛ちゃん可愛い！これからも頑張って下さい！！ (2023年3月24日 15時) (レス) @page13 id: a370e1aadc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シェラ | 作成日時：2023年3月23日 0時
