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あれから4年後。私は無事小学校を卒業した。
いやぁ、時って言うもんは経つの早いねぇ。長いようで短かった。
そして今。
私は母と父と旅行に行っている。
さて問題です!どこに行っているでしょーか!!
正解は・・・
「わー大きいわねぇ。桜島。」
そう!!鹿児島です!!
「綺麗な海だな!」
「そうねー!」
母はテンションが上がりまくっているようだ。父もいつもより上機嫌である。
かくいう私も今日が楽しみであまり寝れなかった。
なんせここに帰ってくるのは何年ぶりだろう、というぐらいだからだ。
というのも、ここには私のいとこの家があるのだ。
いとこは姉弟で、とくに弟の方とはよく遊んだ記憶がある。そして2人とも超絶美形。羨ましい。
父が旅行も兼ねて鹿児島行くか!と言い出し、春休みを利用して行く事になった。というのが細かな経緯だ。
新幹線を降り、タクシーに乗って、いとこの家まで行く。この景色も懐かし。色々忙しくて来れてなかったもんなぁ。
「A久しぶりー!!」
家に着くなり、弟の方が玄関まで迎えに来てくれた。
「ひーくん!久しぶりー!!」
彼の名前は千切豹馬。でも幼い私には豹馬って名前が言いずらくて、ずっとひーくんって読んでいる。
・・・しっかしイケメンだなぁ。その顔分けて欲しいわ全く。
「元気にしてた?」
「うん!Aは?」
「私も元気だよ。」
「良かった。おばさん達も久しぶり。」
「久しぶりね〜。大きくなったわね〜」
久しぶりに会う親戚はやっぱりちょっと嬉しいものだ。
リビングに入ると、
「Aちゃん久しぶり。」
「ひー姉!」
彼女はひーくんのお姉さん。ちゃんと名前はあるけど、これまた幼い私は名前を覚えられず、『ひーくんのお姉さん』という意味でひー姉と呼んでいる。
彼女もまた美形である。ほんとに血繋がってんのか?と思うくらい。
ちなみに彼女の方が6歳ぐらい年上です。はい。
「あら〜!Aちゃんすっかり美人になったね!」
「そ、そうかな?」
美人に褒められた。嬉しい。
「A!外に遊び行こ!」
すると突然ひーくんが私の肩を叩いて言った。その目はキラキラとしている。
・・・断れると思う??
「いいよ。」
「やった!」
そう言って彼はニカッと笑った。相変わらず無邪気で可愛い。私の周りには天使しか居ない。好き。
「夕方までには帰ってきなさいよー?」
「「はーい。」」
母の言葉に適当に返事をし、私達は家を出た。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ちぎりんのお姉ちゃんの名前分かんねぇ・・・。
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の〜さん(旧もこ)(プロフ) - 私ブルロのキャラ全員推しなのと愛され大好物なので嬉しいです!出来たら全員に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください!楽しみにしてます! (11月19日 8時) (レス) @page8 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
アムス - 美醜逆転に最近ハマったきっかけがこの作品なんです!!投稿楽しみに待っています_(:3」∠)_ (7月9日 20時) (レス) id: 9e21e9a7d9 (このIDを非表示/違反報告)
シェラ(プロフ) - ぴみさん» ありがとうございます!凛ちゃんの可愛さは万国共通だと思いますまじで。(黙れ)これからも頑張ります!! (2023年3月24日 15時) (レス) id: c2cb4d5a5b (このIDを非表示/違反報告)
ぴみ - めっちゃ好きです!凛ちゃん可愛い!これからも頑張って下さい!! (2023年3月24日 15時) (レス) @page13 id: a370e1aadc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シェラ | 作成日時:2023年3月23日 0時