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「お疲れー!冴くん!」
「・・・おう。」

凛くんと近寄ってきた冴くんは相変わらず素っ気なかった。さっきまであんなに凛くんと楽しそうにしてたのにね。

あ、そうだ。と私はバッグの中の飴玉を冴くんに手渡す。今度は塩分チャージじゃなくて甘いヤツ。確かぶどう味とかだったかな?

冴くんはそれを口に含むと、
「・・・甘ぇ。」
と呟いた。でも、少しだけ表情が和らいだ気がする。

「試合凄かったよ。」
私がそう言うと、彼はそっぽを向いてしまった。照れてるのだろうか。可愛いところもあるじゃん。

「Aちゃん!おれにもぶどうあめちょーだい!!」

凛くんが私の服を引っ張った。ん゙っ、可愛いっ゙・・・!!

私は慌ててバッグの中を見る。
・・・あ。しまった、ぶどう飴もう無いんだった。

「ごめんね、ぶどう飴あれしか無かったの。」
「えー、にーちゃんばっかりずるーい!」

凛くんは口を尖らせた。冴くんは凛くんを見て、勝ち誇ったような顔をしている。あーもうそんな顔するから。

私は仕方なく自分のカバンからいちごミルクを取り出し、凛くんに渡した。溶けてないか不安だったけど、大丈夫だったみたいだ。

すると凛くんはパアッと明るい表情になり、「ありがとー!」と私に抱きついてきた。


▷Aは50000のダメージを負った!!


あっぶねぇ、吐血するとこだった。ギリ堪えた私ナイス。凛くん可愛いすぎんか?ぶどう飴でもなんでもあげちゃう。たんとお食べ。

その後、冴くんと凛くんと一緒にお昼ご飯を食べに行った。美味しかったです。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

「(おかーさん!いちごミルクもらった!)」
「(あら良かったわね。Aちゃんから?)」
「(うん!にーちゃんもぶどうあめもらってた!)」
「(あらそうなの?冴、普段ぶどう飴なんて食べないのに。Aちゃんからのものは別腹?)」
「(・・・しらねー。俺が何もらおうが自由だろ。)」
「(あ、照れた。)」
「(・・・・。)」


結論:ショタ糸師兄弟は尊い。

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の〜さん(旧もこ)(プロフ) - 私ブルロのキャラ全員推しなのと愛され大好物なので嬉しいです!出来たら全員に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください!楽しみにしてます! (11月19日 8時) (レス) @page8 id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
アムス - 美醜逆転に最近ハマったきっかけがこの作品なんです!!投稿楽しみに待っています_(:3」∠)_ (7月9日 20時) (レス) id: 9e21e9a7d9 (このIDを非表示/違反報告)
シェラ(プロフ) - ぴみさん» ありがとうございます!凛ちゃんの可愛さは万国共通だと思いますまじで。(黙れ)これからも頑張ります!! (2023年3月24日 15時) (レス) id: c2cb4d5a5b (このIDを非表示/違反報告)
ぴみ - めっちゃ好きです!凛ちゃん可愛い!これからも頑張って下さい!! (2023年3月24日 15時) (レス) @page13 id: a370e1aadc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:シェラ | 作成日時:2023年3月23日 0時

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