覚醒劇 ページ18
「っ…！」
そんなの、夏油に勝てるなんてさらさら思ってないさ、ただ。乙骨を守れればいいのだから
肉片となる級友達、知り合って日の浅い乙骨のために、入学当初からの級友の犠牲とは、なんとも悩む犠牲だ。
「やっぱり君は他の子達とは違うみたいだね！君を強くするのは…やっぱり友達3人の犠牲のおかげかい…？」
いや、四人か！と、必要以上にAのメンタルに直接攻撃してくる
「級友達を呪いと化させれば、もっと強くなれるんじゃないのかい？」
力が欲しいんじゃない、私はただ。友達を護りたいだけ、犠牲なんて望んでないよ！
「へへっ…！
今度はそんな事せーへんもん…あの時の自分とちゃうとこ、ちゃんと見せたるわ…」
立つのもやっと、だけど自然と顔は笑う、もはや諦めているのだろう、自分は悟浄が来るまでここを守る、それが、二級…いや、準一級に進級が決まっている私が出来る最初で最期の仕事…！
「っ…！！」
地面を強く蹴る、とても軽い体。想像以上に自由に動く足、自然に動く腕、夏油の動きを捉える目、私は、私の思っている以上に闘う気満々だったようだ。だって、こんなにも、清々しいほど、彼に食らいつけるのだから
「…！」
動きが変わったのを感じた夏油は、広角を不気味にあげる、自分が目を付けていたアヒルが見事に白鳥になる様な、小さく色も然程美しくないつぼみが見事な美しい花に咲いたような…
「死を覚悟した瞬間…いいね、やっぱり君は素晴らしい」
あの3人も、天狗も、心強い級友もいない…今戦えるのは私とこの大太刀のみ、大丈夫、時間は稼ぐ、あの3人だって、家入先生が来てくれればきっと治る、死ぬのは私だけでいいんだ。
今までの出来事が走馬灯の様に流れていく、特にいい事なかったな…思い出す価値もない
「でも…まだまだ」
夏油は彼女の俊敏かつ軽やかな動きを見切り、腹に強く拳をお見舞いする
「っ…！？」
その衝撃で、友人と、天狗、そして呪術高専の事を思い出す。
「がっ…！！」
口に血の味が広がり、ダラリと垂れる、壁にめり込み、パラパラと砂埃が立つ、夏油は少しずつ近寄る焦点の合わない目線、彼が違和感を感じたのは直ぐだった
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梟(プロフ) - 面白いですね！好みどストライクでした！更新お願いします！！！ (2019年2月28日 18時) (
レス) id: 418ddfb590 (このIDを非表示/違反報告)
ゼリー(プロフ) - この作品めっちゃ好きです！！更新お願いします！ (2018年8月22日 0時) (レス) id: ca55176d45 (このIDを非表示/違反報告)
涼(プロフ) - 呪術廻戦めっちゃ好きです！これからも更新お願いします。!!! (2018年7月20日 20時) (レス) id: bd034a3b9d (このIDを非表示/違反報告)
チロル2 - すっごく面白いです！更新頑張ってください！ (2018年7月20日 8時) (レス) id: df8d01df11 (このIDを非表示/違反報告)
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