誰かの為に慣れてるかな、 (ページ3)

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大我

大「こーち？ほんとに怪我してないの？」

俺は足を捻っていたため今こーちに背負ってもらい
外へ出ている。こーちの背中の上で聞いた。

高「まず自分の心配しろよ？俺は大丈夫！まだ怪我してるスタッフとかいると思うし、大我のこと下ろしたらまた中に行く。」

はあ？こいつ何言ってんだ？
お人好しが過ぎるっていうかなんて言うか
まだ危険のある場所に行くなんて絶対に危ない、

大「まだ危険だし待ってたほうがいいんじゃない？」
するとこーちは、、

高「いや、いつもお世話になってるスタッフさん見捨てるなんてできない、スタッフは俺らのことを芸能人だからって言っていつも危険から遠ざけて守ってくれるだろ？でも所詮みんな人なんだよ、役職で優劣つけたくないし守られてばっかりじゃ嫌なんだよ、、だから俺は助けに行く、大我は先に病院行ってろよ？」

こーちのそんな言葉を聞いて俺は泣きそうになった、
そっか今までずっと守られてきたんだな、俺らは
自分の情けなさを痛感した。

外に出るとすでに救急車が

高地

高「すいません、先にこの人乗せてください！足を捻ってて他にもどこか怪我してるかもしれないんで！じゃあ僕はまだ中にいるスタッフを連れてきます！」
救急隊員「あなたは怪我してませんか！？中にいる人は僕たちが助けるので安全なところへいてください！」

俺の怪我か、、、確かにやばい怪我だけど今はなぜかアドレナリンであまり痛くないかも、それより中のスタッフが心配だ。

高「俺は大丈夫です！それに中のスタッフも心配だし、他の出口からまだ人が出てくるので人も足りなくなります、俺も手伝います！じゃあ！」

救急隊員「ちょっと！危険ですよ！！！」

俺は救急隊員を無視してそのまま中に入っていった

その頃救急車の中では、、

大我

大「はあぁ、、、」
救急隊員「大丈夫ですか？」

変なため息で心配させてしまった
救急隊員「他に痛い場所とかありますか？」
大「いえ、特には、」
でもなんだろ？お腹に濡れた感覚を感じる、、

そして俺は自分のお腹を触った、、すると、、

大「！！！？？っ！血、、血が！！」
お腹にはべっとりと血が！
でも痛くない、、？

救急隊員「服あげてください！」
だけど俺のお腹には傷はなかった、、

え、、、？まさか、

大「すいませんっ！！！あいつ多分怪我してます！！お願いします！あいつを止めて助けて、、、、、！」

顔色を変えた救急隊員は外へ走っていった、、