マザコン美少女は今日も今日とて実況中 (ページ21)

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第17話ページ21

Noside

「ふう…」

またまたところ変わって
現在3人は第二理科室の窓から中を覗き見ている。

「学院のアイドルも楽じゃないな
乳くさいガキどもが
もっと気のきいたものよこせや…
ゴージャスかつビューティホーな余にふさわしいたとえばそう……ドンペリ…？」

「ド～ン…」

先程もらっていたものを持ち上げ構えた。

「ペリーニョ…！」

ザンと音をたててゴミ箱に入る。
モテ男め、ものの大切さを知れ。

「ナイッシュー余…！
うふふっ…あはははは…っ」

入出は驚き、逢河はボーっとそれを見て、ツムギは意味がわからないというような顔をしていた。

ガラッ
「失礼しますぅ…」

ムラサキが入ってきたことによって源氏がむせた。

「だ
大丈夫ですかぁ…」

「い…いやすまない
なにか用かな？」

「あのう…あたすも…
先生にこれ渡したくってぇ」

「……ああ
なんだそうか…ありがとううれしいよ」

ムラサキの周りに花が咲いているように見える。

「そそ
そんじゃあたすこれで…っ」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

ドアが閉められた途端これまで笑っていた源氏の表情が一変した。

「濃ゆいわ！！」

ムラサキに見立てて作られたカップケーキが大きな音をたてて床に叩きつけられた。
ツムギの表情が曇る。

「なんだ今のは！？
自然体で余より濃ゆいわ！ゆるせねーわ！
……余は…
余は誰よりも輝かないとまた言われるんだ」

まだ入ってきたムラサキに気づいていない。

「名前負けしてるねって…」

やっとムラサキに気づきすごい形相で睨みつけた。

「お
大きな音したからぁ…」

「………」

「……あのぅ源氏先生は十分…」
「見たね？
余の恥ずかしいところ見たね？」

「ダメだよ…余はいつもキラキラの…
キレイな源氏先生なんだから」

「だめ…ムラサキ！！」

伊奈葉が叫び、源氏がこう…理科で使う…あの…あれ……、あれでムラサキを殴りかかろうとしたとき
酒の瓶で後頭部を殴られた。鈍く音がなった。

「が…」

「マ…マキノさん…！？」

「な
なんだお前ら…
教師に…余にこんなことをして…」

逢河は源氏をじっと見つめている。

「なんだその目はなにか言え！！
なに…か……………
…君は転入生か…？けしからん…早急にクラスと名前とたっ誕生日を…」

どうやら逢河の目に悩殺されたらしい。