4. しあわせだと ページ5
yuujiro_side
Aを壁まで追いやって、顔の真横にトンっと手をついて。
勇「黙ってないで、なんとか言いなよ…」
『ゆ…じろ…う』
勇「なぁに？？聞こえなーい」
『耳鼻科行けよ』
勇「マジレスやめて？？？」
『てか、もう言ったからいいでしょ、離して』
不機嫌そうに顔をゆがめた彼女。
耳赤いのバレてないとでも思ってんだろうな。
そして、彼女の方が僕より背が低いから、上目遣いになるわけで。
その破壊力やばいわけで。
いや、可愛すぎでしょってなわけで。
勇「…語彙力ってなんだろう」
『語彙力？？？何の話？』
勇「いや、いい。こっちの話」
そう言って彼女を解放する。
やっと解放されて、キッチンの方へと去ってく彼女を追う。
『〜♪』
キッチンの中から聞こえる鼻歌。
そんな些細な事も可愛いだなんて、
言ってしまえば楽なのに。
言えないのが現実で。
ただ、上機嫌で夕飯の支度をする彼女を見つめていた。
見つめていたら、視線が重なって、
それが何故か恥ずかしくて、
パッと目をそらす。
そして、またチラッと見る。
再び重なる視線。
熱くなる頬を手で押さえて隠したりして。
『何やってんの？小顔マッサージ？』
勇「うん、小顔マッサージ」
『ふーん後で教えてよ』
勇「う、うん」
ニコッと笑って、
『 小顔マッサージ教えて 』
だって。
なんかもう全部可愛く見える。
恋って不思議だ。
同じ世界のはずなのに、
昨日と今日では全く違うみたいで。
昨日より幸せ。
勇「すき」
『んー？なんか言った？』
炒め物をする音で、よく聞き取れなかったのか。
首を軽く傾げて一瞬こっちに視線をくれた。
それだけの事で、やっぱ嬉しくて。
すごく幸せだなと思う。
勇「別にー。味噌汁食べたいなーって」
『えーインスタントでいい？』
勇「手作りがー…いいな？？」
わざとらしく言えば、
『あざとい！』なんて言う彼女の方が
余程あざとい。
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モモンガ - 続きが楽しみです！頑張ってください！！ (2021年3月30日 19時) (
レス) id: 878c6e890b (このIDを非表示/違反報告)
真夏 - めちゃくちゃ最高です！続き楽しみにしてます！！ (2020年11月1日 22時) (レス) id: 95a673577f (このIDを非表示/違反報告)
サクラ?(プロフ) - 小説化の要望、聞いてくださりありがとうございます！！！それだけでとても幸せな気持ちになりました！！！これからも頑張ってください！応援しています！！！ (2019年8月20日 0時) (レス) id: 9d96d74977 (このIDを非表示/違反報告)
かなやなか(プロフ) - みんみんさん» 初コメありがとうございます！！できるだけネタを絞り出しますね！！(( (2019年8月15日 0時) (レス) id: caa16effcf (このIDを非表示/違反報告)
みんみん - 小説化という要望聞いて下さりありがとうございます!!!!今までの好きスキkissも面白いです！続きめちゃくちゃ楽しみにしてます!!!!更新頑張ってください!!!! (2019年8月14日 23時) (レス) id: c36f6bb766 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かなやなか | 作成日時：2019年8月14日 1時
