お天気少女とヒミツの関係【勇次郎】

31枚目。 ページ33

嫌な予感的中。









「そこで！！Aー、あなたMVに出なさい。ついでにモデルかアイドルやりなさい」




ママのこの発言によって、会議室の空気が一瞬にして固まった。









あ『は…？』









勇・愛「「え？」」









ほら！LIP×LIPの二人も、訳分からないって顔してんじゃん！！








あ『ママ？？冗談だよね？』









さ「私は本気よ。あなた、いくら私が誘ってもモデルにもアイドルにもならないじゃない！！なったら絶対売れるのに！！」









あ『はぁ！？当たり前でしょ！？変な虫がつくのが目に見えてるもの！！私、臭いオッサンと握手なんてしたくないから！！』←









やだよ…！←







さ「それじゃあ！！！そこのLIP×LIPの二人のどちらかに彼氏のフリをしてもらいなさい！！それならいいでしょ！？」









この人、何を言い出してんの…？？？






あ『そんな！！迷惑かかr…「それなら任せてください。」…え？』









勇次郎が、ガタンっと席を立って話し出した。









勇「俺で良ければ、お嬢さんを守ります。」









私の前に片膝ついて、手を差し出してくる。









勇「お手をどうぞ…？お嬢さん」









何これ…何これ！！！









本物の王子様みたい…








さ「ほい！！」←









少しだけ勇次郎の演技力に感動していると、私の手を勇次郎の手の上に、ぽいっと重ねたママ。






自由すぎでしょ！！！







さ「さぁ！我が娘！！そうと決まれば行くわよ！！」









あ『ど、どこに？』









さ「ノンファンタジーの衣装部屋に決まってるでしょう！！あ、LIP×LIPの二人もいらっしゃーい」









ママは、そう言いながら私の腕を物凄い力で引っ張って行く。









あ『待って待って…私、まだやると決めたわけじゃ…！！勇次郎！』









必死に勇次郎に助けを求めたが、完全に見て見ぬふりをされた。






ちくしょう！覚えとけよ！？









さ「さぁ！行くわよ〜」









あ『ああああああああああ！！！』









そして、ほぼ強制的に連れてこられた衣装部屋で真っ赤なドレスに着替えさせられた




あ『絶対似合わない…似合ってない！！』





さ「あら、似合ってるじゃない！勇次郎くーん、愛蔵くーん、着替えられたー？」






勇「あ、はい」愛「大丈夫です」






さ「さぁ！見せてらっしゃい！！」






あ『ぎゃあっ押さないでよ！』

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