お天気少女とヒミツの関係【勇次郎】

36枚目。 ページ38

勇次郎side。






コツン…









勇「うわっ、あっつ。38度あるかもな…」









おでこをくっ付けて熱を測ると、かなり熱かった。









あ『え…あ！はい！！』









勇「なんで、敬語なのw あ、体温計と冷えピタ持ってくるから、待ってて『待って』え？」








クイッと服の裾を掴まれて引っ張られる。









あ『ひ、1人にしないでよ…バカ』









勇「っ……/////」









は、反則…。あー…もう…くそ…









勇「うん…」









なんとなく、Aが寝てるベッドの淵に腰掛けた。









あ『私、やっぱ変だよね…熱のせいかな…』









勇「そうかもね…」









本当にそれだけ…？熱のせいだけなのか？






あ『うん…なんかね、普通はこんなこと思わないのにね…』








勇「うん？」









あ『寂しいって…寂しい、誰かに一緒にいてほしいって思うの』









誰か。ねぇ…


つまりそれは僕じゃなくても構わないってこと…？




あ『そんな訳ないじゃん。』








勇「え？」









あ『え？だから、誰でもいい訳ないじゃん。…勇次郎だからいいんじゃん！！』








勇「え？僕…だから？」









そうだよ！！分かってよ！それくらい！！

とか半キレ気味に、頬を膨らませながら言ってるし…








これは、期待していいよね？？

お天気少女さん？







あ『あーもう！！熱上がった！絶対上がった！！熱い…冷えピタと体温計とってきて！！』









勇「はいはい…」









さっきの寂しがり屋は、どこへやら…


今度は強気に取ってこいと命令し出すし。







結局、言われるがままに取ってきて、戻ってみれば大変なことになってた。








勇「Aー、ついでに水も持ってき…な、なんで服脱いでんの！？」








あ『熱いから』








勇「着て！！今すぐに！(じゃないと色々とヤバイ)」









あ『んー…やだー…』









言っても言っても、なかなか着ない。

それどころか、下着に手をかけ出す始末だ。






それは、勘弁してくれ…

こっちまで、おかしくなる。





勇「はい、もうこれ着といて。」








あ『ん？それ…着せて…』









勇「幼稚園児か。じゃあ、手かして。」









もうまるで、幼稚園児の世話してるみたいだ。






てか、熱のせいか
A、キャラ変わりすぎ…









それと、普段、そんなに寂しい思いしてたのか…

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