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Warm days#勇次郎 ページ8

ある日の昼下がり。







あ『勇次郎ー？どこ？』




勇「こっちー」





リビングから声がしたから、そこにいるのかと思って寝室の横を通り過ぎた時。






ガチャっ




勇「捕まえたー」




あ『え、寝室にいたの？w』




勇「うんー眠くてさ。今から昼寝するけど、隣くる？」



あ『うん』






寝室に入る。
せっかくのオフなのに、昼寝で時間潰れてもいいのかな勇次郎は。





先に彼がゴロンとベッドに寝転ぶ。
私も同じように隣に寝転ぶと、仰向けになって天井をじーっと見つめていた彼が口を開いた。





勇「俺さー」




あ『うん』




勇「こうしてる時間がー番落ち着く」




あ『え？寝てる時ってこと？』




彼の方に寝返りを打ち、聞いてみると彼は、首を横に振った。




勇「こうして俺にとって特別で、可愛くてどうしようもない女の子が隣にいてさ」




あ『う、うんwww』




勇「あー笑ったーw、んで、俺たち以外誰もいなくて静かでさ。あー、幸せだなーって思う」





にこっと笑いながら、髪を優しく撫でられる。
さらさらだーなんて、言いながら。




のんびりとした時間が緩やかに流れていく。






あ『私はねー…勇次郎といられる時が一番好きかなー』




勇「Aは、お菓子食べてる時が一番好きでしょ。」




あ『あ、バレた？笑笑』




勇「ほんと幸せそうな顔しやがって…お菓子にはさすがに適わねー」




あ『お菓子好きだもんねー…わー苦しい』





ぎゅっと強めに抱きしめられた。
そしたら、耳元で「嘘でもいいから、俺が一番だって言え」ってさ。






勇「ね？言ってー」




あ『お菓子が一番』




勇「ブレねーのなw」




あ『勇次郎はー…特別賞だよ』





わたしを離しかけた彼に、ぎゅっと抱きつく。


そして、さっきのお返し。







『ずっと私を離さないでね…やっぱ一番好き』

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