デザイナー ページ7
「あー、幸せだった.….」
里奈「ファンサもらったしね。満足ですか？」
「大満足！でももう会いたいよー」
理「あいかわらずだ笑」
高校時代からの友人である理奈と話しながら会場を出た。
「理奈もジェシーからファンサもらってたでしょ？」
理「Aと来るとほぼファンサもらえるんだよね」
「たまたまでしょ」
理「そうなのかなぁ」
会場から少し歩いたところでタクシーをひろって駅まで向かう。
会場から近い駅じゃなくて、最寄り駅に近いところの駅ね。
さすがに家までは、金額がおそろしいことになってしまうし、会場近くの駅だと今絶対混んでる。
理「え、これ見て笑」
「何一？」
SNSを見てたらしい理奈のスマホの画面には、今日のライブの感想が…
「……って、え？」
理「その反応、やっぱり知らなかった？笑」
「きょもから認知？推しだけじゃなくてメンバーに認知されてる人いるの！？桃ちゃんって誰！」
理「きょもに名前を呼んでもらって、頭なでてもらってたのは誰？」
「……ん？」
理「Aのことだよ桃ちゃん」
「...ちょっとまって、え？私、きょもに認知もらってるの？」
理「気づいてなかったわけ？」
「推しから…？認知、？」
理「あ、これだめなやつだ笑」
情報過多すぎて頭がパンクした。
頭が回らなくなって、どうやって家まで家に帰ってきたのかすら覚えてない。
だから余計理解できなかった。
「……すいません、もう1回言ってもらってもいいですか？」
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作者名：さくら | 作成日時：2024年2月9日 17時
