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北斗side
初めてAさんからメールが来てたのに気付いたのは、翌日だった。
仕事は午後からだから時間に余裕があって、すぐに返信した。
Aさんからもすぐに返信が来て、俺も返して。
でも、
Aパーカーの件も含めて、今度菓子折りをマネージャーさんに渡しておきますね
もしかして、この時にパーカーもマネージャーに渡すとかないよね？
俺直接がいいって言ったよね？
せっかく会えるように機会を作ったのに、このままじゃその機会がなくなるだけじゃなくて
Aさんに俺の気持ちに気付かれないまま……
それだけは、嫌だった。
北斗菓子折りとかいらないからさ、今度2人で出かけない?
悩みに悩んで、凄く時間がかかりながら返信した内容はこれだった。
待ってもAさんから返信は来ず、やってしまったかもと思いながら仕事に向かった。
北「えっ」
樹「何？どうかした？」
北「いや、なんでもない」
YouTube撮影の合間の休憩中にスマホを手に取ると、Aさんから返信が来ていた。
びっくりしすぎて大きい声が出てしまった。
A松村さんがそちらの方が良ければ、ぜひ
まじ、？
Aさんと2人で出かけられる？
やば、
俺今、絶対ニヤけてるわ。
北斗じゃあ、来週の週末空いてる?
1つ深呼吸をして、ニヤける顔を抑えてメンバーの元に戻った。
＿＿＿＿
お星さまがいつの間にか赤になってました！
いつも読んでいただき、ありがとうございます
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作者名：さくら | 作成日時：2024年2月9日 17時
