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北斗side
……やっぱり、体調が悪いんじゃないだろうか。
さっき楽屋に来た時の、顔色の悪さといい、
舞台袖で待機してるからまた会うかもですねって言ってたのに、居なかったし……
ｺﾝｺﾝ
俺たちの出番が終わって楽屋に戻ってきてすぐにノックの音が聞こえた。
樹「はーい？」
ｶﾞﾁｬｯ
岩「おつかれ。終わってすぐのところ悪いんだけどさ…」
慎「あれ？もうSnowMan出番じゃないの？」
岩「そうなんだよ。だから園川さんを頼んでもいい？」
ジェ「Aちゃん？」
皆の視線が集まる楽屋のドアから、Aさんを抱えた目黒が入ってきた。
北「！」
優「慎太郎、ソファー空けて」
樹「どういう状況？」
目「俺の衣装を直し終わった途端に倒れちゃって、まだ目覚ましてないんです。身体が熱いし、熱出しちゃって倒れた感じだと思うんですけど…」
大「分かった」
京本が目黒から代わってAさんを抱えてソファーに連れていった。
岩「ごめん、頼んだ」
黒「お願いします」
2人が出ていってから、6人でAさんを囲む。
大「きつそう…」
樹「俺、だあに救急セット持ってないか聞いてくるわ」
慎「水分とったほうがいいだろうし、水買ってくる」
優「スタッフさんにひざ掛けか何か、かけるものが無いか聞いてくるよ」
ジェ「すぐそこにドラックストアあったよね？」
北「あったあった」
ジェ「薬、買ってこようか」
北「ジェシーだけじゃ何か不安だし、俺も…」
彼女のために今できることをしようと、ジェシーに続いて外に行こうとすると、
いつの間に握っていたのか、Aさんが俺の衣装の裾をひいたことで動けなかった。
まだ目が覚めたわけではなさそう…ってことは、無意識か。
大「…俺がジェシーと行くよ。北斗はAちゃんのそばにいてあげて」
北「…ん、」
正直京本も不安なんだけど、とは言わないでおいた。
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作者名：さくら | 作成日時：2024年2月9日 17時
