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実は衣装合わせをしてもらった後。
振り入れしてるところを見させてもらっていた。
普通、ライブの衣装ではないから、衣装合わせをこんなに入念にすることってあんまりないんだけど、
私たちデザイナーは踊るわけじゃないから、どういうデザインが動きにくい、動きやすいとかが分かんない。
だから、私はなるべく衣装合わせをしてもらってるの。
北「あ」
「こんな感じでよかったですか？」
北「うん。すごくいい」
北斗くんに言われていたチェーンの飾は左側だけにつけた。
振り、というか立ち位置で右側にいることが多くて、身体をだいたい中心に向けるのを知って、観る人の目により入る左だけにしてみた。
優「なんか、この間の時よりSixTONESらしさが出てる気がする」
大「あたり前でしょ。ずっと応援してくれてる子がデザインしてくれたんだから」
優「そっか、確かに笑 Aちゃんありがとね」
「そう言っていただけて嬉しいです！」
今回は衣装に何か不備が起こた時のために、MVの撮影中はメンバーの皆さんにつくことになってる。
今回は結城くんがいないし、私がしっかりしないと…
6人が着がえ始めるのを見て、先にスタジオに入った。
セットを実際に見るのは初めてで、スタジオの雰囲気にのみ込まれそうになった。
スタッフさんたちが準備をしているのを端で見守る。
ス「ホース、水出るか確認した？」
ス「はい！」
そういえば演出で水を使うシーンがあるって言ってたっけ。
ホースを踏まないように気をつけないと…
ん？
あれ、何か...
大「Aちゃん」
「あ、はい」
タイ「どうかした？」
「いや、何かすごく視線を感じて……
あ、私スタジオに入っちゃいけませんでした？」
樹「いけないわけないし、多分視線を感じる理由はそれじゃないよ」
「え？」
慎「みんな気になってるんだよ。あの美人は誰だ？ってね」
全員着替え終わったみたいで、いつのまにかスタジオにそろっていた。
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作者名：さくら | 作成日時：2024年2月9日 17時
