アクシデント ページ13
「見つけた！」
と衣装の最終確認しているときに聞こえてきた声。
聞き間違えるはずない。
この声は……
「きょm、京本さん、おはようございます！」
あっぶない。
いつもの癖できょもって呼びそうになっちゃった。
大「なんか固い。嫌だ」
「え？」
大「大我って呼んで」
「えっ？！無理無理！無理です！」
大「無理じゃない。ほら」
気づけば壁ときょもに挟まれてた。
何この状況…
大「言ってみ？大我って」
きょもの目が、獲物を逃がさないって言ってるみたいに見えて、
「た、大我、くん」
口が勝手に動いていた。
大「かわいい」
「!?」
大我くんの手が頬に触れた瞬間、勢いよくドアが開いた。
慎「やっぱりここにいた！」
樹「あ、やっほ、Aちゃん」
ジェ「え、何その距離？あ、邪魔しちゃった感じ？」
「いえ！全然！」
大「あーあ、雰囲気良かったのに」
一気に部屋がうるさくなった。
うるさくなったっていうか、にぎやかって言う方が合ってるかも。
「衣装はそこに用意してあるので着替えはいつでもどうぞ」
慎「あ、ここの裾変えてくれたんだ！」
「踊ってるとき、気にしてそうだったので」
ジェ「俺のも肩のデザインかわってる〜」
「多分、腕上がりやすくなってると思います」
ジェ「ありがとう！」
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作者名：さくら | 作成日時：2024年2月9日 17時
