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俺の急な問いかけに驚きの表情を見せたものの、俺の欲しかった言葉をくれた。
「……覚えてたんですね。びっくりした、笑」
忘れるわけない。
だって、こんなにも君のことが忘れられなかったんだから。
北「忘れた日なんてないですよ」
ずっと、こういうふうにまた話したいと思ってた。
何も信じられなかった中、唯一信じられた彼女の言葉を、声をまたききたい、と。
北「……松村北斗です。これからよろしくお願いします」
「存じ上げております...」
北「あなたは？」
「あ、園川Aです」
北「やっと教えてもらえた」
「え？」
北「あの日、聞く前に行っちゃったから」
「あー…でも今日会った時言いましたけどね笑」
北「……京本がAちゃんAちゃんって言ってたから、知ってたのは知ってたんですよ。
でも、直接、俺に向かってAさんが教えてくれたわけじゃないから、名前で呼びたくなくて」
「ふふ、なにそれ笑」
彼女の……
Aさんの笑った顔を見て、慎太郎が見せてきたSNSの画面が思い出された。
@iii
あの、京本一筋で有名の桃ちゃんが北斗のうちわを持って写真撮ってたってまじ！？
↳@iiiに返信
@jjj
過去にも何回か、北斗のうちわをもっていることがあったみたいですよ！
隠れきょもほく担なんですかね？
あの情報、信じてみてもいいかな。
Aさんの視界には、京本以外にも...
俺も入れるって
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作者名：さくら | 作成日時：2024年2月9日 17時
