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＃７ ページ8

声も出さんし、目は虚ろやし、ほとんど動かへんし、


正直今のしげは俺の知っているしげではなかった。


本当に本物のしげか疑うレベルや。


たまに何かを思い出したのか、泣きそうになりながら震えてるのを見ると、何かがトラウマとなってこうなってしまったんはすぐにわかった。


ただ、それが何かは全く見当もつかへん。


たしかしげは大学に進学したはずやったけど、俺とは違う大学で、大学に入ってからのしげの様子を俺は全く知らへんかった。





人の輪の中心で太陽のように笑うしげを、俺は早く取り戻したかった。

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作者名：シャルル | 作成日時：2019年7月14日 21時

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