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#6 ページ7

「しげ、おはよー」


もちろん返事は返ってこない。


眠そうな目でちらりと俺を伺うだけ。


自分からしげにおはようって言うことなんてほとんどなかった。


いつもは、しげが先に言ってたから。


「熱測っときや?」


頷いてくれたしげに体温計を手渡したら、素直に脇に挟んでくれた。


もともと一コマだけだったのもあって、昨日は大学を休んだ。


代わりに薬局に行って薬とかを買ったり、服を買いに行ったり。


仕送りをそこそこもらってる上にバイトもしてるから、しげ1人くらいならどうにかなりそうで安心した。


しげに何があったのかわからへんし、放ってはおけない。


とりあえず、しげが俺に何か話してくれるまで何も言わずに待つことにした。

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作者名:シャルル | 作成日時:2019年7月14日 21時

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