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#3 ページ4
「……?」
「あ、しげ?体調はどう?」
俺の朝ご飯を作る音で目を覚ましたしげ。
その目はまだ寝ぼけ眼で、あまり焦点が合ってるようには見えへん。
ちょっと経って、しげはやっと掠れた声を発した。
「……た、き」
たぶん、たぶんやけど、小瀧、ってそう発したんやと思う。
風邪引いとるやろうから、声がでえへんのかななんて思ったけど、それとはちょっと違う気がした。
何より、目が俺の知ってるしげの目やない。
俺はコンロの火を止めて、ベッドまで歩み寄る。
とりあえずまだ熱いんか確かめようと思って手を伸ばしたら、その手は払われてしまった。
「しげ……?」
「っ……」
泣きそうな顔で俯いたしげに、俺はただただ呆然とその場に立ち尽くしてしまったんや。
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作者名:シャルル | 作成日時:2019年7月14日 21時