検索窓
今日:3 hit、昨日:35 hit、合計:83,970 hit

#22 ページ23

薄っすらと目を開けて、ぼやける視界の中に一番最初に映ったのはしげの寝顔。


「し、げ……?」


ベッドの端に腕を乗せてその上にうつ伏せて寝ていたしげが、俺の声にピクリと反応した。


そしてバッと立ち上がる。


「小瀧!? め、目ぇ覚めたん!?
よかった……ほんまに……」


看護師さん呼んでくるわって歩き出したしげの腕を俺は咄嗟に掴んだ。


「ん、どうした?」


「……怒ってへんの?」


「は?なんでや」


首を傾げるしげ。


「俺がこのこと黙ってたこと」


「大事なことは言ってほしかったとは思うけど、小瀧にもいろいろ思うことがあったんやろ?
別に怒ったりはせえへんよ」


ほら、しげのこういうところ。


普段あんなちゃんぽらんなくせに、大事なことになるとすっげー頼りになって、いいやつやなってかんじる。


「……ほんま、しげってずるいよな」


俺の言葉にしげはいつものように変な位置にえくぼを作って、いたずらっぽく笑った。

#23→←#21



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (196 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
354人がお気に入り
設定タグ:重岡大毅 , 小瀧望 , ジャニーズWEST   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:シャルル | 作成日時:2019年7月14日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。