あかいろくれよん

やまのにおい yt×ym ページ7

Y.N






ふいに思った。



中｢やまのにおい！｣

山｢…は？｣



は？ってひどくないですか…。



知｢当たり前じゃん涼介膝に乗せてんだから。｣

中｢違う違う、なんかあるじゃん？｣

有｢どういうこと？｣

中｢どれだけ同じシャンプー使っても、同じ柔軟剤使っても、やまって違うにおいするんだよね。｣



わかる？



この感じ！



八｢人それぞれのにおいってあるよね。｣

中｢わかる？｣

伊｢あれでしょ、香水とかじゃなくて。｣

高｢家のにおいとかもあるよね。｣

中｢そうそれ！｣



理解者が増えたことにとりあえず満足。



山｢待って、ゆーてぃー俺のにおいいちいち気にしてんの？｣

中｢うん。｣

山｢こわ。｣



そんなわかりやすく身震いしないで…。



岡｢でもなんかわかるなぁ…。｣

中｢まじ？｣

岡｢2人とも似てるのに違うんだよね。｣

中｢そうなんだよ！やまは甘いにおいが混じってるの！｣

岡｢山ちゃんらしい！｣



やまに関しては普通に圭人が理解者だった。



そうなんだよね、ほんのり甘いにおい。



やまらしくて好きなんだよ。



ってそう言いながらやまの首元に顔を埋める。



山｢くすぐったい。｣

中｢甘い。｣

山｢ならゆーてぃーはしょっぱい。｣

中｢なにそれ、やま好き。｣

山｢俺も。｣



ちょっと甘くて、ちょっと同じにおい。




FIN.

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