あかいろくれよん

ねこの日 in×ym※ ページ41

K.I






朝から仕事を終わらせ、家に帰ってきた。


玄関の扉を閉めると、部屋の中から音が聞こえた。





伊｢……山田？｣


山｢あっ、いのおちゃんおかえり！｣


伊｢起きてたんだ、昨日は遅くまでゲームしてたみたいだったから。｣


山｢うん、そうなの。今日は朝からいのおちゃんが見られる日だったから。｣





そう言っている山田の手には、テレビのリモコンが。

そして目の前のテレビには、朝から猫耳な俺。





山｢いのおちゃん、朝からにゃんにゃんしてたね。｣


伊｢……録画してんのかよ。｣





てか、山田の口から｢にゃんにゃんしてた｣ってかなりのパワーワードだな。





山｢うん、でもすぐ消すから！｣


伊｢そう。俺可愛くにゃんにゃんできてた？｣


山｢うん、にゃんにゃんできてたよ〜。｣


伊｢……じゃ、山田も可愛くにゃんにゃんしてもらおうかな。｣





｢えっ！？｣と驚いている山田の膝裏と背中に腕を回して、ベッドへ運ぶ。

先のことを想像したのか、みるみる顔が赤くなっていく。





ベッドに優しく降ろして、覆いかぶさるようにキスをする。


誘うように開いた唇からちろっと舌を覗かせる山田に、我慢なんか利くはずもなく舌を絡ませた。
余裕がなくてかっこ悪いなと思いながらも服を脱がせると、山田は細い腰を揺らして俺を煽った。





山｢い、のおちゃん…｣


伊｢……可愛い。こんなに膨らませちゃって、どうしたの？｣


山｢ん…っ、早く、｣





白い肌に指を這わせ、ベッドサイドのローションを腹の上に垂らすとビクっと身体を震わせた。
それを指で掬って孔に塗りつけると、甘い吐息でまた俺を煽った。


なんだかいつもより緩い気がする。





山｢ねえ、大丈夫っ…｣


伊｢……自分でしてた？｣


山｢ぅんっ、ぁ…待ってたの、だから…｣





やっぱり自分でしてたらしい孔に、自分のを挿れる。
山田の指と俺のじゃ太さが違うので締まりはちょうどいい。



ぐちゅ、と音を立てて離れて、また深く埋め込む。それを繰り返して、スピードを変えて突くと可愛く善がる山田を追い込むのが俺は好きだ。




伊｢っは、可愛いよ、涼介…っ｣


山｢あっ、んん、慧…けいっ、｣






パタリと力の抜けた腕がベッドに投げ出されて、俺も隣に倒れ込む。





伊｢あー…俺のヤツ髪に付いちゃってる。｣


山｢……にゃん。｣


伊｢マジお前目に毒だわ、もう一回だからな。｣









｢もう一回｣が止まらないのはお約束。




Fin.

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