Valentine yb×ym ページ39
R.Y
薮ちゃんのチョコ、どうしよう。
あんまり凝ったもの作ると心配されそうだし、かと言って買ったものも嫌だし。
悩んじゃうな〜。
朝早く起きて作ろうとは思ってたけど、まさかの作るものが決まっていない。
｢本命なんだろ？｣とか言ってニヤニヤしてそうだな。
否定したらしたで、｢顔赤いけど｣とか弄られるし…もういっそのこと開き直ってしまえばいいんじゃないか。
もういいじゃないか、告白成功させてみせるよ。
そうと決まればもう材料の準備はできているんだし、時間はかからない。
チョコを溶かして、俺好みに味を整える。
ハート型にそれを流し込んで、冷やして固める。
固まるのを待っている間に、ラッピング用の箱を装飾する。
ペンで色々書いたり、リボンの結び方を考えたり。
その間に固まったチョコの様子を見て、湯煎で溶かしたチョコペンを取り出して文字を書く。
少し小さすぎた気がするけど。
これも固まったら箱に入れて完成。
待ってる間にドキドキしてきた。
ちゃんと伝わるかな。
｢好き。｣
｢伝わるか伝わらないか、お前にかかってるからな。｣とチョコにプレッシャーをかける。
プレッシャーでパキッて割れてたりして。
山｢…薮ちゃん。｣
薮｢よう、早いな涼介。｣
山｢うん…渡すものがあったから。｣
薮｢…待ってたってこと？悪い、もう少し早く来ればよかったな。｣
山｢いいの。渡したかっただけ。｣
朝用意した箱を、ひょろっちい身体に押し付ける。
山｢じゃ、俺ちょっと自販機行ってくる。｣
薮｢バカ待てよ。｣
楽屋を飛び出ようとした俺の腕を無理矢理引っ張ってソファーに座らせられる。
逃げようとしたけど、すぐに薮ちゃんが後ろに座って抱きしめてきたから俺の負け。
わざわざ箱を俺の目の前にもってきて開けている。
見たくないっつーの。
ぎゅっと目を瞑るけど、｢こら｣って耳元で怒られるから目を開けてないといけなくなった。
山｢ちょ…っと薮ちゃん、見たくない…｣
薮｢…好き？｣
山｢やだ、何だよ、｣
薮｢はは、｢好き。｣って書いてあるよ。｣
なに笑ってんの。
そんなにおかしいのかよ。
山｢っバカにしないでよ！｣
薮｢俺も好き。｣
山｢…は、｣
薮｢バカにしてるんじゃなくて、可愛いなって思っただけ。｣
結局俺は、どこまでも君に堕とされてしまう。
Fin.
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ありやまGirl(プロフ) - 読みました！凄く面白くて良かったです！ (2018年1月26日 10時) (
レス) id: 4d9c162f4d (このIDを非表示/違反報告)
翠雨(プロフ) - リクエストありがとうございます！やっとこさ書きました！遅くなり申し訳ありません、、よければ見ていってください！ (2018年1月26日 1時) (レス) id: b600993619 (このIDを非表示/違反報告)
ありやまGirl(プロフ) - メンバーの前ではやまありだけど夜になるとありやまになる。っていうありやまがみたいです！ (2018年1月8日 9時) (レス) id: 4d9c162f4d (このIDを非表示/違反報告)
涼くん愛！ - ありがとうございます！凄く良かったです！ (2017年12月28日 10時) (レス) id: d60c7d5175 (このIDを非表示/違反報告)
ゆとやま(プロフ) - 涼くん愛！さん» 遅くなってすみません！やっと書きました！リクエストありがとうございます！ (2017年12月14日 17時) (レス) id: b600993619 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠雨
| 作成日時：2017年2月10日 21時
