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K.N
山｢……健人、隣になれたね。｣
中｢そうだね。｣
山｢よかった。｣
今日の帰りのLHRは席替えだった。運が良い。
さっさと席が決まったのは俺ら二人だけ。みんなはまだ必死にくじを引いているっていうのに、山田くんは心底嬉しそうに話し掛けてきた。
担任は、山田くんが事情を説明するとすぐに俺たちを隣の席にしてくれた。
山田くんの席は移動していないけど、本人が楽しそうにしているので別に良いんだろう。
…学校、初日だし。
クラスのみんなは山田くんと話したがっているのに、今日は休憩時間になると山田くんがすぐに机に伏せて寝てしまっていたので誰も話し掛けていなかった。
そういえば山田くん、いつ料理教えてくれるんだろう。
ちゃんと予定聞いておかないと、山田くん教えてくれるって言ったことも忘れちゃいそうだし、聞くなら今のうちかな。
………ってまた伏せちゃってるし。
中｢…………山田くん、もう寝ちゃダメ。｣
山｢んぁ？……寝てない、だいじょうぶ。｣
中｢ほら、もう終わるからちゃんと顔上げてて。｣
山｢んー、｣
母親か、俺は。
なんで一目惚れしたクラスメイトの面倒をここまで見ているのか、自分でも不思議に思う。
ただのクラスメイト…………いや、一目惚れしたクラスメイトか。
惚れた弱みってやつかよ。
そうだよね、だって山田くんは何しても可愛いし。
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はる(プロフ) - 1番大好きな作品です！作者さんのことも気になってしまうぐらい好みの作風で、こんなに素敵な作品に出会えてとても幸せです！いつかまた幸せなknymちゃんが見れる日を楽しみにしています！ (2020年7月28日 23時) (
レス) id: 2fd3fc28ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠雨
| 作成日時：2018年5月30日 1時
