プリュネルに恋を ページ38
K.N
山｢ふふ、仕方ないから許してあげる。｣
中｢あ、本当？…ありがとう。｣
山｢だって健人が好きなのは俺でしょ？｣
中｢そりゃもちろん！｣
満足そうに笑って腕の中に収まった山田くんは、幸せそうな顔をしていた。
山｢ねえ、健人のファーストキスは誰なの？｣
中｢誰って…山田くんだけど。｣
山｢え？ファーストじゃないって言ってたじゃん…！｣
中｢…言葉濁しただけで、ファーストじゃないなんて言ってないよ。｣
山｢えっ…なんだよ、じゃあ俺がファーストキスじゃん？｣
こら。人のファーストキスで喜ぶな。
可愛いから怒るつもりも無いけど。
山｢俺もファースト、健人だよ。｣
中｢………は？｣
山｢初チューがあんな深いのなんて、俺才能あるんじゃねえかと思って。｣
中｢あ、あぁそうなの？………俺てっきり、歳上彼氏でもいるんだと…｣
俺がそこまで暴露すると、口があんぐりと開くって表現がぴったりな顔をして山田くんが驚いた。
山｢バカだな！俺健人が初恋ってやつだから！｣
中｢……それ、殺し文句か何か？｣
山｢健人って変だなやっぱり。｣
誤解が全て解けたところで、改めて友達になった侑李に付き合うことになったと連絡をすると、良かったねと祝福された。
きっと、侑李と友達になったからこそ俺今こんなに幸せなんだと思う。
そしてまた擦り寄ってきた山田くんの瞳に見つめられたら、それからはずっと彼を抱きしめているしか無かった。
君のどこが好きかって聞かれたら、俺は一番に｢瞳｣と答えるだろう。
だって出会って一瞬で、君の
.
プリュネルに恋を
Fin.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 252人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はる(プロフ) - 1番大好きな作品です！作者さんのことも気になってしまうぐらい好みの作風で、こんなに素敵な作品に出会えてとても幸せです！いつかまた幸せなknymちゃんが見れる日を楽しみにしています！ (2020年7月28日 23時) (
レス) id: 2fd3fc28ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：翠雨
| 作成日時：2018年5月30日 1時
