ジェラシー ページ11
K.N
山｢じゃあなー｣
菊｢おう、また明日。｣
中｢また明日。｣
菊池はどこかに遊びに行くところだったらしく、コンビニの前で山田くんを降ろしてまた走って行った。
奇行すぎる。
俺が隣でジェラシーだらけのジェラ男になっているというのに、山田くんはにこにこ笑って友達ができたことを喜んでいる。
山田くんに友達ができるのはいいことなのに、なんだか面白くない。
山｢言ってた通り面白いやつだね、風磨って。｣
中｢え？えーと、そうだね。｣
山｢あっという間にコンビニまで来られちゃったね。ふふ、明日の放課後遊ぶ約束までしちゃったの……楽しかった！｣
中｢……あ、山田くん、また明日ね。｣
山｢え、健人？｣
器の小さい男はモテないぞ。
早く帰って頭冷やして、そしたらまた明日も学校だから山田くんと一緒に登校して教室で喋って…………って、きっと山田くんには菊池が友達紹介してくれるだろうから、俺は近くにいなくていいかな。
山｢健人！｣
中｢なに？｣
山｢ちょっと待てって。急にどうしたんだよ。｣
中｢どうもしてないよ。また明日ねって。｣
山｢………明日も、橋の下で待ってていい？｣
中｢……うん。｣
やっぱり山田くん可愛いなとか、明日みんなと仲良くなったら山田くんのこと好きになるやつ出てくるんだろうなとか、そんなことばかり考えて背を向けたから、山田くんが呟いた言葉に気付かなかった。
山｢……もうちょっと一緒にいてくれてもいいのにさ。｣
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はる(プロフ) - 1番大好きな作品です！作者さんのことも気になってしまうぐらい好みの作風で、こんなに素敵な作品に出会えてとても幸せです！いつかまた幸せなknymちゃんが見れる日を楽しみにしています！ (2020年7月28日 23時) (
レス) id: 2fd3fc28ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠雨
| 作成日時：2018年5月30日 1時
