黒色くんと八色の話。２【ﾚﾝﾒｸﾞﾛ】 (ページ19)

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◆Raul ページ19

阿「おまたせ。
さ、続き話そうか。」

何事も無かった様に戻ってきた阿部ちゃんは俺の肩をポンと叩き向かいのソファに座った。

今までの経過を聞いて、俺の居ない所で事が大きくなっていたんだと知る。

昨日のご飯の後、いつも送ってくれる岩本くんが康二くんに変わった時点で違和感はあった。

その時にしっかり話を聞いておけば良かったと後悔。

岩「ラウは目黒と仲良いから隠すの辛いと思うけど、2人の為に今は俺らに合わせて欲しい。」

『でもっ…俺…。』

めめに嘘をつきたくないと思う反面、めめの彼女を泣かせてしまった事と2人の幸せを願う気持ちがぶつかり合う。

阿「ラウの気持ち凄く分かる。メンバー、ましてや1番慕ってる人に嘘つきたくないよね。それは俺らも同じなの。」

いつもの笑顔は無く、まっすぐに俺を見る阿部ちゃんから目が逸らせない。

岩「大丈夫。絶対大丈夫だから協力してくれる？」

俺は…。

『大好きなメンバーの為なら、出来ることはする！』

岩「ありがとう。」

阿「よく言った！ありがとう。」

めめ…しばらく嘘をついちゃうけど、どうか許して。