佰参拾漆 体目(137体目) ページ35
〜太宰視点〜
さっきSから渡された手紙通りなら
夜中の12時に
Aちゃんの悲劇があった場所に行けばいい。
でもなー、あの時私は
用事があってその部分を聞いていない。
まぁ中也に聞けばいっか。
とか思いながら歩いてたら
中也のところについた。
中也は目を瞑り帽子で顔を隠していた。
私に気づいているのかいないのか分からないが反応がない。
「なーにしてんの?やっと自分の身長の低さに気づいたのかい?」
「……………」
からかっても返事は返ってこない。
Sに何か吹き込まれたか。
「………えぃっ」
「おい!帽子っ!返しやがれっっ!!!」
帽子を取って中也の手の届かない所まで持って行って挑発する。
「ほ〜らほ〜ら♪取ってみなよぉ」
「こんのやろォ!」
笑って帽子を回転させながらさらに挑発すると
中也は完全にいつもの調子に戻ったようで私に蹴りを入れてくる。勿論軽く躱す。
「それにしても本当にこの帽子、何処で買ってるのさ。amazan?(決してネットのアレではありません)」
「教えるかっての!」
私が手を下げた隙に帽子を奪い取って
スッとかぶる。帽子を深くかぶり顔を見ずらくしたみたいだけど、私からすれば顔色なんて見なくとも相棒の考えは手に取るように分かる。
「さっき、SからAちゃんの事と
果たし状を貰ってきた」
Aちゃんの名前が出てくると肩がこわばった。
「それで明日の夜中の12時にAちゃんの悲劇が起きた、出会いの場所で
待ってるそうだよ。
行くかい?」
手紙を見せながら問う。
私にすれば何方に傾けども言う事に変わりはなかった。
「誰があんな奴、助けに行くかよ」
「大切じゃないのかい?」
「…………彼奴は俺が行く事なんて、
こんな俺が助けに行く事なんて望んでねぇよ」
「じゃあ……………………行かないんだね」
中也答えずに背を向けた。
「あんな奴の事なんか、どーでもいいんだよ」
その時
私の何か、感情の一部が
鎖を断ち切り私を動かした。
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薆(プロフ) - 瑞稀@刀剣乱舞(・∀・)さん» 一気読みですか。大変でしたね。お疲れ様です。更新、頑張ります!書いて欲しい番外編を募集しているのでよかったら意見をどうぞ! (2016年7月10日 8時) (レス) id: 9c24d02fa9 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀@刀剣乱舞(・∀・)(プロフ) - すごく面白かったです!!ついつい一気読みしてしまいました笑続き楽しみにしてます!! (2016年7月10日 2時) (レス) id: 2432d9d170 (このIDを非表示/違反報告)
薆(プロフ) - トマトマンさん» 返信遅れてスンマソンm(._.)m指摘、ありがとねー (2016年4月9日 11時) (レス) id: 9c24d02fa9 (このIDを非表示/違反報告)
トマトマン(プロフ) - 芥川先輩マジイケメン(*´ ^ `*)樋口ちゃんの為に泣く所とかマジキュンキュンですわ(真顔)124体目のSが樋口ちゃんを放すところが[話す]になってるよー (2016年4月4日 20時) (レス) id: 7c2eb96b69 (このIDを非表示/違反報告)
(^ω^)(プロフ) - 薆さん» 神作を見るのは私の役目ですからね〜♪はい!!頑張ってください!!!応援してます!!!! (2016年3月29日 23時) (レス) id: 56a41b9502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヤンデレピエロ | 作成日時:2016年3月21日 7時