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第4話 銃と強盗 ページ6

外に出ると、強盗の騒ぎで、人が多く集まっていた。

A『うわぁ!人、多!!』

一人驚いていると、国木田達はどんどん先へ、進んでしまう。追いかけようと一歩踏み出した時、

敦「危ないから、ここで待っててください」

と、止められる。
けど、

『此処で待っているよりも面白そう』

などと本心では思っていたのだが、そう言っても「待ってて」としか言われないだろうと思い、

A『私も、皆の役に立ちたいんです』

敦「でも…」

A『邪魔になるような事はしません』

と、敦に訴える。その目には少し好奇心が宿っていたが、敦には気づかれなかったようだ。

敦「じゃあ、絶対に僕のそばから離れないでください」

その言葉を言われた者も、言った者も、
物凄い羞恥心が有ったのだが、そんな事を気にしている余裕はなかった。

ーーーーーー

敦と二人国木田達の元へ走っていくと、

「これ以上近づくな!近づくとこいつを殺すぞ!!!」

などと、強盗犯が人質を連れて騒ぎ立てている所だった。

国木田「面倒な事になった」

国木田が頭を抱える。

敦「能力を使えばいいじゃないですか」

国木田「阿呆!こんな人が多い所では、二次災害が起こりかねん」

国木田の能力で《鉄線銃》を出せばこの事件などすぐに終わるのだが、
周りには、警察やら野次馬やらが集まっているため、迂闊に攻撃できないのだ。
国木田の手には、念の為か、手帳が握られている。

「こいつが殺されてもいいのか!」

強盗は持っている【小刀】(ナイフ)
を人質の女性につきたてる。
警察が数人で犯人に近寄る。

「その人を解放しろ!」

よくあるそんなセリフを言うが、それで人質を解放するわけがない。

「解放してほしいなら今すぐ10億用意しろ!」

10億。強盗団とかがよく使うお金の金額。
国木田達は真剣な顔で犯人の隙を伺う

「もう待てねぇ!今すぐこいつを殺す!」

どんだけ短気なんだよ。と心の中でツッコミを入れつつも、なんとかしなくちゃと、辺りを見渡す。
そして目に付いたのは、いつの間にか国木田が出していた《鉄線銃》。

A『あれを使えば…!』

Aは、半ば強引に国木田から鉄線銃を奪い、犯人の服の襟に向けて発射する。

犯人との距離は約22m。人が多くわずかな隙間しかないが、今はそれに賭けるしかない!

「なっ!」

見事、犯人は壁に全身をぶつけ怯む。
その瞬間を国木田と太宰が見逃すはずがない。
犯人は一瞬にして捕らえられた。

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はずりん - 続きが気になります(((o(*゚▽゚*)o))) 更新、待ってます! (2018年1月27日 11時) (レス) id: c3061f7eff (このIDを非表示/違反報告)
ユキナ - おもしろいです♪更新待ってますねq(*・ω・*)pファイト! (2017年8月21日 23時) (レス) id: 0f45599fe0 (このIDを非表示/違反報告)
包帯少女(プロフ) - とても面白いです!続きが気になります! (2017年6月14日 23時) (レス) id: 7a88606d9f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - lesさん» コメント有難うございます。初コメントなのに返信が遅れてしまい、すみません。文ストのファンなんですね 同じです。宜しければ、推しメンを教えてくれませんか。別の小説も書いているので、其方も見てくださると嬉しいです。(図々しいかったらすみません) (2015年12月30日 16時) (レス) id: 9c24d02fa9 (このIDを非表示/違反報告)
les - 文スト大好きです!書き方とかわかりやすくて面白いです。頑張ってください。 (2015年12月27日 9時) (レス) id: bb668f06e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピエロ | 作成日時:2015年12月26日 21時

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