day20 : 4 〜alfred〜 ページ15
俺は禁じられた森の倒木の上に座っていた。
…そこが、彼女の指定した場所だから。
貴「待たせたかな？って、フランシスさんもいるんだ。ということは情報が…」
そう今日はフランシスもいる。でも、フランシスも俺と同じく笑って迎えれる状態じゃなかった。
…いや、違うな。俺以上に笑える状況じゃなかったの違いかな？フランシスは俺とは違い、何かを察して泣きそうになるのを堪えているらしい。
仏「……信頼できるツテからの手紙。」
そういうフランシスは彼女の顔を見ない様に、視線を落としている。
貴「…そうですか。元々諦めていたことです仕方のないことなんです。」
仏「っ！！違うっ！そんな事を君に言わせたかったんじゃなかったのにっ！！もう…俺には、出来ることが……うぅ…く…」
貴「フランシスさん…ありがとうございます。…私はその気持ちだけで十分です。」
2人だけに通じる会話。
でも、俺でもなんとなく予想がついた。
米「…まさか…君…「…言わないでください…誰にも。アー君にも。」そんな…っ！？」
そう理解した瞬間涙が溢れだす。後から後から溢れ出し俺は泣くことしかできなかった。
仏「坊ちゃんに忠告してくる。」
そう言って泣き疲れ、足取りがおぼつかないまフランシスは学校へと向かった。
残された俺は、Aを抱きしめていた。
米「…Aっ！！」
貴「…アル君…ふふふ…」
米「っ！なんで笑っていられるんだいっ！？」
貴「私は一回死んだ身。今まで生きていけたのが奇跡。アー君とアル君の成長した姿を見れただけで、私はもう十分なの。後は、貴方達の心が成長する番。」
そうやって優しく笑うA。
米「…悔しいよ。君が生きていないことが。…悲しいよ。君を失うとわかっていながら過ごすのが」
そして俺はAの前髪を掬い上げ、額にキスをした。
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ハルバード(プロフ) - いちごフラペチーノさん感想を書いていただいてありがとうございます！そう言っていただけると、書いて良かったと心から思います！これからもよろしくお願いしますね！！ (2017年9月2日 11時) (
レス) id: f53d8443c9 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴフラペチーノ - 泣けます。一人で部屋のなかで泣いていました。 (2017年8月31日 23時) (レス) id: e3c16ab556 (このIDを非表示/違反報告)
ハルバード(プロフ) - すいません！！！私の不注意でした！！すぐにオリジナルフラグを外しました！ (2017年6月25日 14時) (レス) id: f53d8443c9 (このIDを非表示/違反報告)
てく - 違反になりますので、オリジナルフラグを外していただけませんか？ 作品作成のルール・注意点・ガイドラインにも載っていますのでおめ通しください (2017年6月24日 15時) (レス) id: dbfc4f8321 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハルバード | 作成日時：2017年6月22日 18時
