検索窓
今日:6 hit、昨日:15 hit、合計:359,364 hit

36 ページ37

蘭「あのーすみません。公民館ってどこですか?」


「公民館ならあの角を曲がったつきあたりに……って、本土から来た方?」


蘭「はい、東京から……」


「私の実家も東京なんですよー!ここって、東京と違って空気も澄んでて……」


彼女が言葉を続けようとしたけど選挙カーで邪魔をされた。

……どうやら、次期村長を決める選挙が近々あるみたいだね。


「いつもは静かなんですけどね…候補者は3人で……」


喋ることが好きなのか、彼女の口からどんどん言葉が出てくる。


小「看護師さん私らは村長選に興味は……」


「私は医者の浅井成実!ちゃんと医師免許持ってます!」


小「そ、そりゃ、どうも失礼なことを……」


頭をかきながら小五郎さんはススーッと蘭の後ろに隠れてしまった。

…娘の後ろに隠れるのは父としてどうなのかな…?
…それにしても、何か変だな成実さん…


『…僕たちの自己紹介がまだだったね。僕は橘 Aこの子は毛利 蘭、後ろが毛利 小五郎、このガキが江戸川コナン。』


ガキって言うな! っていう目線が下からするけど、誰がどう見たってガキなので知らんぷりだ。


成「A君、蘭ちゃん、小五郎さん、コナン君…よし覚えた!よろしくね!」


成実さんが手を差し出してきた。


蘭「よろしくお願いします!!」


小「よろしく」


コ「よろしくね!!」


『よろしく。』


最後に僕と握手をした。
その瞬間僕と成実さんの周りだけ不自然に風が吹き荒れる。


成「『…え?』」


僕は何が起きたか分からなかった。でも、成実さんは違うようで少し顔を綻ばせていた。


小「…?甘い匂いしねぇか?」


蘭「う、うん……」


それは他の3人も一緒のようで…いや、1人様子がおかしかった。


コ「っ!?……っは……」


何かを我慢するように自分の腕を強く掴んでいる。

…どうしたんだ?幼児化した副作用が起きたのか?大丈夫かな…

そんな新一を横目に見つつ、僕は成実さんに提案をする


『……成実さん。お話ししませんか?』


成「うん。それは私も思った。」


『蘭達は先に公民館に行ってて。すぐ行くから。』


蘭「わかった!待ってるね!」


小「ちゃんと来いよ!」





僕達は3人の背中を見送って、成実さんの診療所へと入った。

37→←35



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (209 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
503人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ふ。ー(プロフ) - 孤月さんありがとうございます!!α了解しました!番の方はまたアンケート取りたいと思ってるので、その時に投票お願いします!! (2018年8月25日 15時) (レス) id: f53d8443c9 (このIDを非表示/違反報告)
孤月 - 降谷さんがαで、主人公と番とか… (2018年8月25日 0時) (レス) id: 5299f2ee2b (このIDを非表示/違反報告)
ふ。ー(プロフ) - ご指摘ありがとうございます!すぐに直しました。今後もよろしくお願いいたします。 (2018年8月23日 17時) (レス) id: f53d8443c9 (このIDを非表示/違反報告)
ぺいんと(プロフ) - いつも楽しく読まさせていただいております。46が抜けています。上からになってしまいすみません。 (2018年8月23日 3時) (レス) id: 81ffb0b3cd (このIDを非表示/違反報告)
ふ。ー(プロフ) - 朔さんありがとうございます!αですね!了解しました! (2018年8月14日 14時) (レス) id: f53d8443c9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ふ。ー | 作成日時:2018年8月7日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。