17 ページ17
『そうだな…萩原さんはレモングラスみたいな爽やかな香りとソーダー。松田さんは石鹸みたいな清潔な香りと萩原さんと同じソーダー…やっぱり番になると同じ匂いが混ざるのかな？』
僕の言葉に2人は顔を見合わせ顔を綻ばせた。
萩「…そっか、ふふ！そっかそっか！！俺ら本当お互いのこと好きだね！」
松「……あぁ。そうだな。」
そういえば聞いたことがある。本当に愛し合っていないと同じ匂いにはならないと。心がすれ違えば微妙に匂いが違ってくると。
『やっぱり惚気話じゃん…でも、羨ましい。信頼し合えるパートナーがいて。』
僕は2人の顔を見てニカッと笑うと、2人は昔みたいに荒々しく頭を撫でてくれた。
___________
『……幸せそうだったな』
僕は改めてあの2人を思い出す。
7年前と3年前の心配の仕様は友としての心配もあったのだろうけど、根底にはパートナーを思う気持ちがあったんだなって
あの後、
松「絶対に連絡よこせ。」
萩「報・連・相大事！！」
とマジの顔で言われたのでブンブン頭を縦に振って、2人と別れた。
『いつか、僕もいい人が出来るのかな…？』
…できたらいいなぁ……心の底から許しあえるパートナーが。
僕はトテトテと真上にある太陽を見ずに済むよう下を見ながら歩く。
すると、横を通っていた人の肩にぶつかってしまった。
『あっ！！！…ご、ごめんなさい』
「あ、いや、大丈夫だ！…って…ん？その声…」
『…え？』
……本当に今日は昔の知り合った人たちとよく会うなぁーー…
「あぁー！あの時の！！元気にしてたか？あの時はありがとな！…この後時間空いてる？あんな状態だったから碌にお礼も言えなかったし、お礼したいんだけど…」
僕と同じくフードを被っていたが、声は前と変わらず凛としていた。
『大丈夫です。…今日はいろいろあって学校休んでいるんで。』
「そうか！！なら良かった！…でも、俺今ごたごたしててあんまり目立つとこにいられないから、俺の家でもいいかな？」
『はい。』
僕は隣の男の人とあの時の出来事について話に花を咲かせながら足を動かした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 503人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ふ。ー(プロフ) - 孤月さんありがとうございます！！α了解しました！番の方はまたアンケート取りたいと思ってるので、その時に投票お願いします！！ (2018年8月25日 15時) (
レス) id: f53d8443c9 (このIDを非表示/違反報告)
孤月 - 降谷さんがαで、主人公と番とか… (2018年8月25日 0時) (レス) id: 5299f2ee2b (このIDを非表示/違反報告)
ふ。ー(プロフ) - ご指摘ありがとうございます！すぐに直しました。今後もよろしくお願いいたします。 (2018年8月23日 17時) (レス) id: f53d8443c9 (このIDを非表示/違反報告)
ぺいんと(プロフ) - いつも楽しく読まさせていただいております。４６が抜けています。上からになってしまいすみません。 (2018年8月23日 3時) (レス) id: 81ffb0b3cd (このIDを非表示/違反報告)
ふ。ー(プロフ) - 朔さんありがとうございます！αですね！了解しました！ (2018年8月14日 14時) (レス) id: f53d8443c9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ふ。ー | 作成日時：2018年8月7日 13時
