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萩「そんなにあからさまに距離を取られるとお兄さん傷つく…」
しくしく手で顔を隠す萩原さん
なぜか申し訳ない気分になって、今度は僕が頭をなでなでした。
『なんかごめんなさい…でも、お兄さんも逃げないと危ないんじゃ…』
萩「…可愛い。あ、いや、大丈夫だよ？」
『お母さんが言ってた。油断こそ最大の敵だって。だからお兄さんも行こ？』
僕の必死の頼みに絆されたのか、萩原さんは自分の部下に"退くぞ"と言って、道具を片付け非常階段で降り始めた。
すると、さっきまでいた場所の辺りからピーという音が微かに聞こえたかと思うと、爆発音とともに一気に爆風が僕たちがいた場所に流れてきた。
萩「うおっ！！！……まじか…あのままあそこにいたら俺死んでたな…」
『言ったでしょ？油断こそ最大の敵だって』
ドヤァ…と笑った僕に萩原さんは髪の毛がボサボサになるまで荒々しく僕の頭を撫でた。
萩「俺は 萩原 研二。君は？」
『萩原さん…！僕は橘 A！！』
萩「Aかー！いいねぇ！Aは俺の命の恩人だよ！」
階段を下りながら、萩原さんは暇つぶしに同期の4人の話をする。
どうやら、悪友というやつらしくて、いつもやんちゃしていたらしい。
マンションから出ると、サングラスをかけた天パの松田さんが萩原さんに駆け寄り胸ぐらを掴んだ。
松「…おい萩原ぁ……あれだけ防護服着ろっつったよなぁ……？」
…顔がまじだった。萩原さんは口元を引きつりつつ、言い訳を始める。
萩「ま、まぁまぁこうして生きて帰ってきたわけだし？…それよりも！！」
萩原さんは松田さんの手から離れ、僕を抱き上げた。
萩「この子！橘 A君って言うんだけど…俺の命を救ってくれたんだよ！」
松「このガキが？…ありがとな。」
一瞬訝しげに俺の顔をマジマジと見たが、優しく笑ってお礼を言ってくれた。
後から聞いたが、松田さんが悪友の中の1人らしく、確かに悪いこと企みそうと思ったのは内緒だ。
__________
その次にあったのは3年前。東都病院でだった。
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ふ。ー(プロフ) - 孤月さんありがとうございます！！α了解しました！番の方はまたアンケート取りたいと思ってるので、その時に投票お願いします！！ (2018年8月25日 15時) (
レス) id: f53d8443c9 (このIDを非表示/違反報告)
孤月 - 降谷さんがαで、主人公と番とか… (2018年8月25日 0時) (レス) id: 5299f2ee2b (このIDを非表示/違反報告)
ふ。ー(プロフ) - ご指摘ありがとうございます！すぐに直しました。今後もよろしくお願いいたします。 (2018年8月23日 17時) (レス) id: f53d8443c9 (このIDを非表示/違反報告)
ぺいんと(プロフ) - いつも楽しく読まさせていただいております。４６が抜けています。上からになってしまいすみません。 (2018年8月23日 3時) (レス) id: 81ffb0b3cd (このIDを非表示/違反報告)
ふ。ー(プロフ) - 朔さんありがとうございます！αですね！了解しました！ (2018年8月14日 14時) (レス) id: f53d8443c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふ。ー | 作成日時：2018年8月7日 13時
