冷酷な雪女郎【ＦＦ】 No.3 (ページ38)

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《住宅街》

　浮島は稲妻ＫＦＣのメンバー募集の紙を見ている。

　円堂は浮島を見つけ…

円「おじさん！！なんで急に帰っちゃうんですか？」

浮「あんまり英雄視するな」

円「えっ！？」

浮「イナズマイレブンは英雄なんかじゃない、お前が言うほどたいしたもんじゃない」

円「どうして！？おじさんだってその一人だったんでしょ？じいちゃんのイレブン」

貴「そうですよ…私も調べているときにイナズマイレブンの凄さを改めて実感させられました。」

浮「イナズマイレブンは諦めちまったんだ。……………サッカーを」

円「諦めた？」

浮「俺達は誰一人、もう一度立ち上がろうとしなかった。

　みんなサッカーを捨てちまった。

　表舞台がダメでも、草サッカーでだって続けることはできたはずだ。

　それなのに…………俺達は………」

　そしてまた募集の紙を見ている。

円「おじさん……」

浮「これが伝説の正体だよ、イナズマイレブンはサッカーを捨てた負け犬……というわけだ。」

円「だったら、なんで雷雷軒に来たの？

　おじさん今でもサッカーが好きなんだよ！

　だから響木のおじさんに会いに来たんだろ？

　だったらもう一度サッカーやろうよ！！！」

貴「それにさっきみんなサッカーを捨てたと言いましたよね…
　
　でも響木監督は監督として戻ってきましたよ………サッカーに！！」

浮島「何？」

円「ああ！！響木監督は帰ってきた！！………一緒にやろうよサッカー！！

　あの河川敷でさ！！」

貴「浮島さん！！一緒にサッカーしましょ！！」

　すると響木監督が来て

響「やるぞ！！浮島！」

浮「響木……」

響「日曜の朝、イナズマイレブンは河川敷に集合だ。いいな！？」

浮「集合って………」

円「今、イナズマイレブンって言ったよね？」

貴「私たちあの伝説のイナズマイレブンと戦えるんですか！？」

響「ああ……」

円「ホントに、本当にイナズマイレブンが！！」

響「もう決めた、雷門中イレブンと試合だ。」

円「やッは――――！！すげェ――――！！！」

貴「楽しみです！！！」

貴(伝説のイナズマイレブンと試合か……)

響「見せてやろうぜ！！伝説を！」

円「イナズマイレブンと戦える、戦えるんだ！！

　本当に試合ができるんだ！！いやった――――！！やったぜーーー！！」