冷酷な雪女郎【ＦＦ】 No.3 (ページ4)

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鬼瓦「花沢桔梗か………なんか匂うな…」

響「ああ、イナズマイレブンの悲劇についての資料は何者かによってほとんど消去されているからな」

鬼瓦「影山の手のものって言う可能性もあるな…」

響「影山の！！！！」

鬼瓦「まぁ、それは今から調べることだ。

　ごちそうさん、じゃあな…」

　鬼瓦は代金を払い、雷雷軒を出た。

　《Ｉｎ雷門中夏未専用の自室》

　夏未はパソコンで何かを調べているようだ…

　誰かが入ってきた……どうやら、夏未の父雷門総一郎のようだ。

夏父「何を調べている？」

夏「昔のサッカ部の事…」

夏父「イナズマイレブンか…」

夏「サッカー部の顧問の事は知っているでしょ？

　誰かОＢにお願いできないかと思って…」

夏父「そうか…」

夏「でも、全部データが消されているのね…どうして？」

夏父「消えている？」

夏「四十年前のことだから、データーベース化せれてないかと思ったけど

　当時のほかの事は全部入力されているわサッカー部だけが何もないの…」

夏父「おかしいな…なぜ消えている？」

　《河川敷》

　今、雷門サッカー部は河川敷のグラウンドで練習をしている。

円「いいぞ！！ボールに食らいつけ！！」

　風丸が半田を抜いて、壁山にパスした。

風「壁山！！」

　ボーヨーン！！

　跳ね返った…壁山の体に当たって跳ね返ったのだ。

　ただ、壁山は地面にポツリと座っている。

円「なっ！、コラぁ―――！！壁山(怒)」

半「どうしたんだ？シャッキとしろよ！」

円「壁山…」

壁「俺達、負けッスよ…」

円「何言ってんだ」

壁「練習したって、監督がいないんじゃ意味ないッスよ」

円「壁山」
　
貴「大丈夫ですよ…きっと誰かやってくれます…」

　しかし、周りが…暗い空気に…

木「これじゃあ初めのころと同じね」

音「ですね…そりゃ、気合入らないですよね…」

円「諦めるなって、監督になってくれる人はきっといるから！！」

壁「ホントっすか？ホントにいるんですか？絶対そうって言いきれますか？！！」

　手で円堂の体を掴む…

円「は、離せ壁山……」

　逃げようとはするが…そのまま壁山がくっついてくる。

　これはたぶん一種にじゃれあっているのだろう…

　サッカー部はその光景に笑いを浮かべた。

貴(円堂はやはり不思議だ。周りの空気をまた変えた。)