冷酷な雪女郎【ＦＦ】 No.3 (ページ23)

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《帝国スタジアム》

　両チームが一人ひとり握手を交わしている。

　円堂と鬼道が握手を交わした時、鬼道が円堂の耳元で何かを囁いた。

角「フットボールフロンティア地区大会決勝雷門中対帝国学園の試合です。」

　ピィィィィィィィィィ―――――――――

　ホイッスルが鳴り響いた瞬間……天井から鉄骨が…

　ガランガランガランガランガランガランテ……バシュァァァァ――ン！！

　あたりには土煙がたつ……

角「あっと！！どういうことだ！？突然雷門中の天井から鉄骨が降り注いできた！！

　大事故発生！！！！！！！！！！！！！」

貴(さぁ……どうなったのかな？)

木「みんな……」

響「まさか……ここまでやるとは…」

　その場がすべて騒然となる…………

　土煙が収まってきた。

角「ひどい……鉄骨がグラウンドに突き刺さり雷門中イレブンも………

　えッ……なんと！！雷門中イレブンは無事です！！誰一人怪我をしていない模様です。

　これは奇跡だ！！！！！」

貴(ああ…………つまらないな…)

円「鬼道が言ってたことはこう言う事だったのか…」

マネージャ「よかった！！」

　そして鬼道たちは影山のもとに向かった。

　《影山の書斎》

鬼「総帥！！これが貴方のやり方ですか？

　天に唾すれば自分にかかる……あれがヒントになったのです。

　貴方にすれば軽率でしたね…」

影「言っている良いが分からんが………………私が細工した証拠はあるのかね？」

鬼瓦「あるぜ！！」

　すると通信機のほうから声が…

刑事１「はい……確かにボルトが緩められています…あきらかに人の手によるものです。」

刑事3「こいつが影山からの依頼を請け負ったと白状しました。」

　工事の関係者を捕まえられている。

鬼瓦「そういうわけだ…あとボルトが見つかれば証拠はすべてそろう…誰が持っているんだ？」

円「あ！！……雪峰が持ってる！！！俺…雪峰に渡したから…」

鬼瓦「雪峰 Aを探せ！！！！」

貴「探さなくてもここにいますが………」

　そこにはひょこりAがいた。

鬼瓦「証拠のボルトを出せ！！」

貴「素直に出すわけないでしょ……」

鬼瓦「取り押さえろ！！」