冷酷な雪女郎【ＦＦ】 No.3 (ページ15)

今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:64,900 hit

１０７ページ目ページ15

鬼「どういうことだ…自分の家を捨てただと？」

貴「だから……家出って言ったら分かりやすいかな？」

鬼「？！……なぜだ…雪峰さんとはうまくいかなかったのか？」

貴「お前には関係ない…まぁ、お前も可愛そうなやつだよな…鬼道…

　だって…お前の親は全部お前の事を総帥に頼ってるじゃないか

　この前、お前が鬼道を名乗る資格がないと言った時もそうだ…

　自分の子どもなのに…真正面からはなそうともせずに総帥を呼びつけた。

　それでお前等は本当の家族なのか？

　私はそうは思わない………ただの上辺だけの家族じゃないか」

鬼「何？……上辺だけだと…ふざけるな！！」

　鬼道はAの胸ぐらを掴んだ。さっきと逆だ…

鬼「お前に何が分かる……お前に俺の気持ちが分かるものか！！

　春奈を引き取ってもらうために…俺は…俺は今までどんなことがあっても耐えてきたんだ！！
　
　兄弟もいないお前とは違って……俺は春奈の事を一日たりとも忘れたことはない！！」

貴「暑苦しいい春奈愛だな………私には兄弟などは目障りな存在だ…

　 …………………………………あいつさえいなければと毎日思うよ…

　可笑しな話だな……一人は自分の妹の事を思い………もう一人は自分の妹の事を恨んでいる。
　
　同じ妹を持つもの同士なのに妹に対する思いが全く逆だ…

　殴るなら殴ればいい………私もさっきお前を殴ったからな…」

源「おい！！雪峰なにを言ってるんだ！！
　
　鬼道止めろ！！ケンカなんかして何になる？」

鬼「くッ…………」

　鬼道はAの胸ぐらから手を放した。

貴「じゃあ、私は失礼する…総帥の所に行かなければならないからな…

　大丈夫だ…このことは言わない…」

　そう言って雪峰は総帥の所に向かった。

　《総帥の書斎》

　コンコン貴「失礼します。雪峰です。」

影「入れ………」

貴「総帥、申し訳ございません…響木正剛が雷門の監督になってしまいました。

　完璧な私の失態です。」

影「そうか………まぁいい…あいつとは長い付き合いだ…これも何かの縁だろう」

貴「ありがとうございます。ではッ……次からは気を付けます。」

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

作「また更新をしてしまった。ｗｗ」

円「笑いごとじゃないだろ…それにここのシーンなんか怖いぞ…」

作「いや…こういうシーンなんかいいじゃないですか…ハハハ」