悩み 03 ページ49
「いやそりゃあ、狭い空間でずっと一緒に行動してたらさ、錯覚の１つや２つ起こすと思うんですよー」
「まあそうだな。仕事の内容によっては弱吊り橋、なんてのもあるかもしれないな」
「そうですよねえ！やっぱり彼は私に化かされてるだけなんですよ…」
「おいおい、自分で化かされてるなんて言うなよ。見た所容姿は悪くないぜ？」
「ギアが可愛いだけですよー」
「……そのフク、前から気になっていたのだが……どこで手に入れたんだ？」
私が今着ているのはハイカラシティにお忍び？で来る際に必ず身につけるギアだ。
「タコT？これは私のーー……知り合いの人が作ってくれて」
「へえ、器用なのか？」
「うん。もうおじいちゃんなんだけどね」
「……」
「欲しいの？」
「……ああ」
「んー、今持ってないから今度頼んでみるね」
「本当か？」
「うん」
「感謝する」
「……スカル、女子に頼みごとなんてカッコ悪いぜ」
「？なぜだ？」
「あーいいのいいの、スカルくんはもうなんか弟みたいに思ってるから」
「はは、弟か」
とそこで先ほど頼んだハイボールがやってきた
「ありがとーございまーす」
そう言ってグイッと大きく一口を飲む
「！おい！」
「あー…おいし」
「はあ…………それで、その彼とやらの事、スロウはどう思ってるんだ？」
「どう、か……………」
少し捻くれてるけど頼りになるし、強いし、迷惑かけちゃってるけど意外とやさしくて、簡単に許してくれるような、なんて言うか…
「お兄ちゃん？」
「こりゃダメだな」
タレサンくんはやれやれといった様子だ
「でも私兄弟いないし、お兄ちゃんって表現だとちょっとしっくりこないかも…」
「弟はわかるのにか？」
「わかる。だから多分自分の中ではお兄ちゃんじゃないんだと、思う………」
そういったところで、私の意識は途切れた
「ああ、だからペース落とせって…」
「……」
「スカル、俺は1人で飲むがお前はどうするんだ？ほっとくわけにはいかないだろ？」
「ああ、なんとかしよう。金は置いておく、支払いは頼んだ」
「ああ、じゃあな」
そう言うとスカルはスロウを担いで店を出た。やれやれ
スカル自身はスロウのことをどう思っているのかは分からないが、少なくともいい印象なのだろう。あいつが誰かと2人で話すなどと珍しい。心なしか、雰囲気も柔らかかった
幼なじみの成長(？)を見て1人しみじみとするタレサンであった
ラッキーアイテム
デニムタイトスカート
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ナッツ - やばい...すき...ライダーに惚れた...いけめそ過ぎだろがァァ夢主ちゃんになりてぇ...!!! (2018年8月1日 16時) (
レス) id: 95021152e7 (このIDを非表示/違反報告)
あべさん(プロフ) - ありがとうございますううう、続編公開したのでよろしくお願いします！ (2017年7月4日 23時) (レス) id: f0c55ba8ac (このIDを非表示/違反報告)
おみ - はじめまして！めっちゃおもしろいです...！そしてライダーくんとても良い＼(^-^)／応援してます！ (2017年7月2日 0時) (レス) id: 9aaa9f3c1a (このIDを非表示/違反報告)
あべさん(プロフ) - うわぁぁぁうれすぃいいい続編下書き中なんで今後ともどうぞよろしくお願い致しますうう (2017年6月26日 0時) (レス) id: f0c55ba8ac (このIDを非表示/違反報告)
わんはーと(プロフ) - やっぱり面白いですこの小説！ニヤニヤするところもあってどんどん次に進んじゃいます（笑） (2017年6月26日 0時) (レス) id: fb1135491b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あべさん | 作成日時：2017年6月19日 0時
