感情 03 ページ18
「……そうだな」
ニヤリとした表情で何かを思いつくライダーくん
「決まった？」
「お前、何も言わずにじっとできるか？」
「え、一生？」
「アホか。俺がいいっていうまでだよ」
「そんなんでいいならいいけど…」
するといきなりグイ、と手を引かれ、ぎゅーと身体を包み込まれる
驚いて反射的に起き上がろうとするが、力を込められ逃がしてくれない
「ライ…」
何も言わずに、じっと…
私は抵抗をやめたが、せめて体重がかからないようにと配慮し、じっとするが、それが気にくわないのか、さらに引っ張られて2人で仲良くマットレスへ倒れこむ
「……」
何も言わずに…何も言わずに…
がしかし気になる…！
この行為にどんな意味が…！
ポンポンと頭を撫でられながら、暫くこの体勢でいたが、なんだかムズムズとしてきて、視線で話してもいいかと訴える
「どうした？」
「喋るけど……ちょっとだけ動いていい？」
「ああ」
許可が降りたので遠慮なく動かせてもらう。ガバリと手を広げ、ライダーくんにギュッと抱きつく
うお、と驚いて後ろに下がるライダーくんを逃さぬよう力を込める
「………お詫びじゃないよねもう」
「いや、そうでもないぞ」
「そう？」
そう言ってさっきされたようにライダーくんの頭をポンポンと撫でる。
しかし、急に腕からスルリと抜けたライダーくんは私の上に被さるような態勢をとる。いわゆる床ドン、というやつだろうか
グ、と顔を近づけられるがじっとしてる
そのまま数十秒視線を合わせたままだったが、やがてライダーくんが口を開いた
「……………無事で良かった」
「………は？」
二度は言わねえ
そう言って全体重を私に預け、ボスンと顔の横に顔を埋めるライダーくん
「…………こっちのセリフなのに…」
またじわりと出てきそうになった涙を無理やり抑え、そのまま天井を見上げる
「あとお前、警戒心持てって前にも言っただろ」
何も言わずにじっとしてろとか普通だったらかなりアウトなラインだぞ。
顔を伏せたままそう言われるが、いまいち実感が湧かない
「だって、別に…」
「別に、なんだよ？」
答える前に耳を甘噛みされて思わず鳥肌が立つ
「……！！ひぅッ！？」
「……っ」
一瞬ライダーくんの動きが止まったが、最後にレロ、と耳を舐められ、悪い笑みを浮かべる
「どうした？いつもの余裕がねえぞ」
「………っ…」
余裕が無いように見えるのはライダーくんなきがするのだが、気のせいだろうか…
ラッキーアイテム
デニムタイトスカート
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ナッツ - やばい...すき...ライダーに惚れた...いけめそ過ぎだろがァァ夢主ちゃんになりてぇ...!!! (2018年8月1日 16時) (
レス) id: 95021152e7 (このIDを非表示/違反報告)
あべさん(プロフ) - ありがとうございますううう、続編公開したのでよろしくお願いします！ (2017年7月4日 23時) (レス) id: f0c55ba8ac (このIDを非表示/違反報告)
おみ - はじめまして！めっちゃおもしろいです...！そしてライダーくんとても良い＼(^-^)／応援してます！ (2017年7月2日 0時) (レス) id: 9aaa9f3c1a (このIDを非表示/違反報告)
あべさん(プロフ) - うわぁぁぁうれすぃいいい続編下書き中なんで今後ともどうぞよろしくお願い致しますうう (2017年6月26日 0時) (レス) id: f0c55ba8ac (このIDを非表示/違反報告)
わんはーと(プロフ) - やっぱり面白いですこの小説！ニヤニヤするところもあってどんどん次に進んじゃいます（笑） (2017年6月26日 0時) (レス) id: fb1135491b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あべさん | 作成日時：2017年6月19日 0時
