耐水訓練03 ページ1
「このくらいかな？」
私はインクが3センチの高さほど入ったタンクに満タンになるよう水を入れ、ライダーくんに返した
「こんなに入れても平気なのか」
驚いた表情でタンクを受け取り、もう一度セットするライダーくん
「まあコツコツやってたからね。ライダーくんもスパルタで大丈夫ってならすぐ追いつけるはずだよ」
「そのつもりだ」
「頼もしいねえ」
私はだいぶ水に対して耐性がついているので、足が滑って落ちたとしても、すぐに上がれば体が溶けることはない
「それじゃあこれから場所を移して稽古しよっか」
私はタンクを担ぎ直し、早速練習場所へ向かうことにした
ーー
「ここは…」
私たちは初めて2人で制圧した場所に来ていた。
「ここで実践練習しようか。準備して来るから私が合図するまでここで待ってて」
「ああ」
私は早速ジャンプポイントへ乗り込んだ
ーー
改めて、ピンク一面に染まったステージを見返す
「ふう」
こんなもんかな。個人的にはかなり頑張ったけど
「さて、ライダーくんに知らせないとね」
私はイカパットでライダーくんに合図した
ーー
「よし」
早速俺もジャンプする、が
「………ハッ、いきなり性格悪いことしやがるぜ」
俺は地面にキラリと光る''トラップ''の存在に気付き、着地してすぐさま正面にジャンプする
上手く躱せたと思い、そのまま歩こうとした矢先ーー
「っ！！」
ビィィ…と何かに足を引っ掛ける
「しま」
段差の下に張られた糸に気づかず、体制を少し崩す
すると糸の繋がっていた木箱の中から3台のチェイスボム
全て俺をロックオンし、一直線に向かって来るが…
「(冷静になれ……インクに潜っていりゃ通りすぎる…)」
あいつはよく俺に冷静になれと唱える
「………上等じゃねえか」
ここまでの仕掛けを見て、理解する。
''本気''で掛かってこい
そうあいつに言われた気がした
ーー
「ライダーくん、チェイスは上手くやり過ごしたね」
リッターのスコープを使い、ライダーくんの様子を見る
「まあまだ水入りインクを被ることはないだろうね。でも次は上手くいくかな？」
このくらいは余裕でクリアしてもらわないと困るよ〜
期待のヒーローに心の中でそう声をかける
ラッキーアイテム
デニムタイトスカート
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 21人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ナッツ - やばい...すき...ライダーに惚れた...いけめそ過ぎだろがァァ夢主ちゃんになりてぇ...!!! (2018年8月1日 16時) (
レス) id: 95021152e7 (このIDを非表示/違反報告)
あべさん(プロフ) - ありがとうございますううう、続編公開したのでよろしくお願いします！ (2017年7月4日 23時) (レス) id: f0c55ba8ac (このIDを非表示/違反報告)
おみ - はじめまして！めっちゃおもしろいです...！そしてライダーくんとても良い＼(^-^)／応援してます！ (2017年7月2日 0時) (レス) id: 9aaa9f3c1a (このIDを非表示/違反報告)
あべさん(プロフ) - うわぁぁぁうれすぃいいい続編下書き中なんで今後ともどうぞよろしくお願い致しますうう (2017年6月26日 0時) (レス) id: f0c55ba8ac (このIDを非表示/違反報告)
わんはーと(プロフ) - やっぱり面白いですこの小説！ニヤニヤするところもあってどんどん次に進んじゃいます（笑） (2017年6月26日 0時) (レス) id: fb1135491b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あべさん | 作成日時：2017年6月19日 0時
